団結街道

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週刊『三里塚』02頁(0933号01面06)(2015/12/14)


団結街道


 とある日の夕刊。「2016年は革命の年」と書いてある。思わず身を乗り出して読み進めたら、干支(えと)の話だった▼2016年は1956年に次ぐ戦後2番目の丙申(ひのえさる)で、その道の専門家(?)によれば、丙申は「革命」の年だという。丙の古来の意は「かまどの火の燃えるさま」。十二支の申は「伸びる」が語源だからだとか▼所詮は占いの話だが、ちょっと現実に引き寄せてみる。1956年はハンガリー革命の衝撃があり、流血の砂川闘争も闘われた。「革命の年」とまで言うのはいささか強引か。しかし、来年が「革命の年」と言うなら、「そうだ!」の声があちこちから聞こえてきそうだ▼12月6日、「許すな改憲!江戸川集会」のデモで、街中の反応に目を見張った。沿道の住宅から身を乗り出して手を振る人々。「安倍打倒」のコールにあわせて拳を突き上げる人々。怒りは国会前だけではない。地に満ちあふれていることを実感した▼同日、「市東さんの農地を守る会・江戸川」が発足した。講演に立った稲作農家の小川浩さんは「戦争に反対する多くの人々と共に闘う市東さんの農地を守ることは、安倍戦争政治と対決する運動を大きく前進させる」と意義づけた▼来年は、まぎれもなく安倍政権の改憲・戦争と真っ向対決の年だ。7月参院選と三里塚の農地を守る闘いで怒りと希望の炎を燃やし、安倍政権を焼き尽くそう。
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