共に汗を流す喜びを 市東さん宅に援農に入って ちば合同労組・K

週刊『三里塚』02頁(0932号02面05)(2015/11/23)


共に汗を流す喜びを
 市東さん宅に援農に入って
 ちば合同労組・K


 雨天続きの中の貴重な晴天の一日。北総大地は実に心地良い。作業は、市東さん宅の大根やかぶ・ラディッシュの収穫、草取り…など。あっという間の一日だった。ジェット機の轟音の中にもかかわらず、野菜たちは太陽の光をいっぱい浴びて、たくましく育っている。
 24時間、365日、市東さんにとってすべてが闘いだ。野菜も闘いも一日では育たない。たゆみない努力、積み重ねの闘いであることが身体を通してよくわかる。
 労働者は、資本と労働組合との「日常的ゲリラ戦」をとおして自らの力を取り戻すと言う。市東さんの闘いは、国家との真っ向からの対決。市東さんとともに闘い援農をするなかで、闘いの大義を体感し、力を実感できる。言うまでもないが、実に三里塚闘争はストレートだ。三里塚闘争は「闘いとは何か」の原点を教えてくれる。
 「1億円というお金より、1本100円の大根をつくりたい」
 言葉だけの「反対」や闘争の表面的勝ち負けではなく、人間性を守り、生き方を貫く。資本・国家権力との対抗関係を何十年も続ける。ここに「絶対反対」とはなんたるかが示されている。
 「何でも『過激派』って言えばいいもんじゃない」「オリンピックではここ(成田)も焦点になるよ」。大きな激動の中でも、市東さんの一言一言には重みがある。そうだ。三里塚の闘いは、韓国やトルコなど、世界の闘いに「ひけ」をとらない。実力で農地を死守し、49年間も営々と闘い続けてきた歴史だ。
 ぜひ援農に参加しよう。三里塚は、現闘の歴戦の同志たちがあたたかく笑顔で迎えてくれる。そして、愉快でたくましい全学連の学生たちも。人生は一期一会。全国集会だけでは得られないものがたくさんあります。
 ▼追記 ラディッシュとかぶをいただきました。感謝です。
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