ピンスポット
　「市東さんの会」の集会開かれる
　市東さん　「空港建設間違ってる」「農地を絶対守り抜く」

　11月21日、東京水道橋の全水道会館で市東さんの農地取り上げに反対する会による「国、この暴力の最たるもの――『公共性』に名を借りた農地取り上げ反対集会」（写真）に参加した。
　集会では、事務局の小川正治さんが基調提起。①農地と農民の権利を守る闘い、②「公共性」に名を借りた国家暴力を許さない闘いとして、市東さんの農地闘争の大切さを明らかにした。
　埼玉大学名誉教授の鎌倉孝夫さんはじめ５人の学者、ジャーナリスト、農民が発言、市東さんの闘いの意義をそれぞれ熱く語った。
　千葉県匝瑳（そうさ）市のコメ農家・小川浩さんは、農民の置かれた現状を怒りを込めて弾劾、「政府が転換を推奨する飼料米の値段は60㌔でわずか60円」という報告に参加者は驚きの声をあげた。
　市東さん本人が登壇して決意を述べた。「これは私だけの問題じゃない。多くの人の支援を得て私の命である農地を守り抜く。空港建設は間違っている。私の決意は変わりません」ときっぱり。会場をぎっしり埋めた参加者が市東さんの決意に共感し、ともに闘う決意を固めた。
中根　満