北総の空の下で 芋掘り大会 福島から果物積んで

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週刊『三里塚』02頁(0930号02面06)(2015/10/26)


北総の空の下で
 芋掘り大会
 福島から果物積んで


 秋晴れが続く10月25日は芋掘り大会でにぎわいました。春秋の産地交流が、野菜会員の皆さんとの恒例行事になっています。
 秋は収穫祭を兼ねて数々のお土産を用意します。メインは現闘の目利きが周辺の雑木林から探し出した自然薯(じねんじょ=山芋)と、有機栽培では貴重な市東さんの短形自然薯です。季節限定のゆで落花生は有機栽培の千葉半立ち(小粒で旨味の濃い伝統種)、他ではめったに食べられません。生産者2軒の新米も人気のお土産です。伊藤信晴さんの庭のゆずも一品に。これに農民会議の面々が提供してくれる産品が加わります。山梨の仲間から届いたコンニャク芋は2日掛かりで手作りコンニャクに。千葉の仲間が届けてくれた大量の餅はつき立てほやほや! 福島の仲間がたくさんの果物を軽トラに積んで参加してくれ、梨がお土産に加わりました。三里塚闘争であればこその豪華なサプライズに、皆大満足でした。
 三里塚の豊かな農地を介してつながる多くの人々がいます。初参加の人が畑を囲むフェンスに驚きつつも「風除けにもなるかな?」。若いお母さんが「豚汁の野菜、子どもがすごく食べました」。常連さんが「野菜の高い時期に届けてもらって助かっています。頑張って」。3・11以降福島との交流も続いています。今回は仮設住宅から15人。福島保養の取り組みを続けるNAZEN東京は、野菜カンパのお礼に寄せ書きを持参してくれました。
北里一枝
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