全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 市東さんTVで発言 「この地で生きる」 京大反戦ストを貫徹 全学連三里塚行動隊長

週刊『三里塚』02頁(0930号02面01)(2015/10/26)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 市東さんTVで発言 「この地で生きる」
 京大反戦ストを貫徹
 全学連三里塚行動隊長

(写真 10月27日に闘われた京都大学の反戦スト)

 秋晴れが続く10月27日、先月の十五夜(スーパームーンだった)に続き、三里塚現地では満月がきれいな姿を見せました。秋の日はつるべ落とし、あっと言う間に満月が顔を出し畑を照らします。
 名月の間に合わせたし芋畑(芭蕉)
 名月やすたすたありく芋畑(子規)
 中秋の名月は「芋名月」とも呼ばれ、月見団子の代わりに小芋を供え、収穫のお礼をするという風習が今でも残っています。里芋は正月などの行事に欠かせない「ハレ」の食材であり、日本列島に稲が入る前には主食だったという説もあるほど、私たちにとってなじみの食材です。
 この里芋の生産量日本一は実は千葉県です。2009年から一般にも出回るようになった新品種「ちば丸」は丸っこい形でくせのないあっさりとした味わいです。萩原富夫さんや市東孝雄さんの畑でも「ちば丸」や「土垂(どだ)れ」、「八つ頭」の収穫時期を迎え、泥だらけになりながら親芋から小芋を切り離す作業のまっさかりです。収穫の秋、食欲の秋。冷凍ではない、本物の里芋の味を楽しむためにもぜひ援農に駆け付けて欲しいと思います。
 先日、テレビ東京のニュース番組で、監禁致傷でっち上げ弾圧を粉砕した全学連の闘いとならんで三里塚闘争が紹介されました! 市東さんがこの地でこれからも生きていくと、力強く答える場面や、三里塚闘争は安保国会決戦に立ち上がった労働者・農民・学生の新たな結集軸になるという学生の発言が大きな反響を呼んでいます。青年・学生が本物の反戦闘争を求め、三里塚闘争と一体で立ち上がる時代が始まりました。
 この三里塚闘争の重要な拠点の一つに市東さん宅の「離れ」があります。毎月の一斉行動の打ち合わせや記者会見、忘年会などが行われます。韓国・民主労総をはじめ海外も含め三里塚を訪れる人たちを迎え入れる「応接間」として、労働者・農民・学生と反対同盟との「交流の場」として、決戦を迎え撃つ「作戦本部」、「出撃拠点」として、団結を固める決定的な役割を果たしています。
 同時に、闘争の合間の「憩いの場」としてもあります。10月25日の芋掘り大会の打ち上げ後、この別名「市東カラオケ道場」で久しぶりにカラオケを楽しみました。故萩原進さんも好きだったという『湖愁』を市東さんが歌い、現闘のどことなくはずれた調子の『雨の慕情』に大笑いをし、最後は同盟歌を斉唱して団結を深めました。
 最高裁へと移った農地法裁判では、この団結の場=離れも奪おうとしています。5万人署名・賛同署名を集め、断固阻止しましょう! 
 決戦の場は職場・キャンパスにあります。10月27日には、京都大学で反戦ストライキが打ち抜かれました。早朝から午前中いっぱい吉田南1号館を完全にバリケードで封鎖。新自由主義大学下での初のバリケードストライキであり、大学から戦争協力を阻止する第一歩です。
 今こそ、あらゆる職場・キャンパスにストを打ち抜ける労働組合・学生自治会を! ゼネストと国際連帯で、戦争と大失業の安倍政権を打倒しよう!
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