10・11集会発言 1面からつづく

週刊『三里塚』02頁(0929号02面01)(2015/10/12)


10・11集会発言
 1面からつづく

(写真 市東さんの農地を死守する決戦体制を築いた10・11集会【成田市 東峰】)

≪反対同盟弁護団≫

葉山岳夫事務局長

(写真 弁護団・葉山岳夫さん)

 東京高裁小林裁判長は、農民殺しの拙速判決を出した。弁護団は、総がかりで8月10日、360ページの、小林判決を全面的に徹底的に批判する書面を最高裁に提出した。最高裁で、この農民殺しの国策判決を破棄させ、道理を道理として通用させるため5万人署名の大きなうねりを起こそう。安倍政権を打倒する闘いと市東さんの農地を守る闘いは一体です。

≪全国農民会議≫

小川浩共同代表

(写真 農民会議・小川浩さん)

 今、全国の農民は農業を続けたくてもできない状況が生まれている。先日、TPPが大筋合意された。関税の撤廃、引き下げで、日本の農民はやっていけるのかどうか、不安が大きくなっている。農民は今、自分の農業を守るだけではなく、安倍政権の戦争政治と対決する市東さんの立場に立っていかなければ農民として生き残れない時代に来ているのだと、確認しなければならない。

≪福島からの訴え≫

3・11反原発福島行動実行委・椎名千恵子さん

(写真 福島・椎名千恵子さん)

 黒々とした大地の上の集会はすばらしい。命の息吹を感じる。反対同盟の新パンフレットで「農地は命」と書かれている。私は福島の立場から、この農地を子供の命と置き換えて見た。子供の命が子供の未来が脅かされているのが福島です。安倍の国策の欺瞞や策謀に対して声をあげ続けるということが命を守る闘いであることをこの三里塚で確認したい。

動労福島 橋本光一委員長

 9・10に動労福島を結成した。新自由主義と安倍政治に対して闘えるのは、この三里塚闘争に結集する労働組合だけだ。それは、この三里塚闘争の徹底非和解、実力闘争、国家権力を恐れない闘いがあるからだ。

≪市東さんの農地取り上げに反対≫

群馬・市東さんの農地を守る会

 今年の群馬集会は、画期的なものになった。市東さんの農地を守る闘いも労働現場から立ち上がることがすべてだ。新しく群馬合同労組の仲間が決起した。

市東さんの農地を守る会・茨城 小竹運輸グループ労組・野澤英人副委員長

 言葉で言うよりも、行動で市東さんと、また三里塚の皆さんと闘い続けることを誓いたい。

≪住民団体≫

全国水平同盟 久原正子委員長

 戦争攻撃と一体となり、非正規職化と住宅追い出し攻撃が始まっている。西郡では絶対反対で団結し今日も闘い抜いている。高槻の植木団地追い出しには、労働組合を結成し自主管理闘争に入っている。10・31狭山闘争を闘いぬきましょう。

婦人民主クラブ全国協 三浦正子代表

 2つの支部が増えた。全国津々浦々から三里塚闘争を闘う。三里塚が軍事空港であることがはっきりした。三里塚が権力と対決しきっていることに誇りを感じます。

星野再審連絡会議 星野暁子さん

 絶対反対で闘い抜けば星野奪還は可能。文昭は、獄壁が薄くなっていると言っている。11・29星野全国集会に結集をお願いします。(暁子さんが読み上げた星野文昭さんのアピールは次号掲載)

動労水戸 木村郁夫書記長

 支配階級が進めてきた核政策に対してこの8月にも被曝労働拒否で闘い抜いてきた。常磐線を全線開通させる安倍の攻撃にストで闘った。この攻撃は、鉄道労働者だけの闘いではない。全国で安倍の攻撃で命を奪われる人たちと連帯し闘う。

都政を革新する会 北島邦彦事務局長

 三里塚軍事空港を粉砕する闘い、市東さんの農地取り上げを許さない闘いこそ、戦争絶対反対の第一の課題として浮かび上がってきた。革命的選挙闘争が労働者階級の闘いを進めることができるという確信に基づいて、参議院選挙を闘います。

斎藤郁真全学連委員長

 4名の仲間の不当逮捕を弾劾する。スパイを摘発・追放する闘いへのデッチあげ弾圧だ。スパイとは、国家権力・安倍の人間の頬を札束でひっぱたく、人間を腐敗させるやり方です。絶対にこんなことは許さない。
 戦争を本当に止めるために国際連帯とゼネラルストライキを実現しなければならない。全学連は今秋、京大と東北大でストに入る。

このエントリーをはてなブックマークに追加