全学連三里塚 現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 全学連大会に大結集を 安倍打倒の先頭に 全学連三里塚現地行動隊長

週刊『三里塚』02頁(0925号02面01)(2015/08/10)


全学連三里塚
 現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 全学連大会に大結集を
 安倍打倒の先頭に
 全学連三里塚現地行動隊長


 安倍による戦争法案の強行採決と安保国会決戦は、ゼネストと革命に向けた1千万の怒りの決起を生みだしています。8・6ヒロシマ闘争の高揚はそのことを実感させるものでした。(写真
 慰霊碑前に立った安倍に対しては、「戦争法案撤回しろ!」「帰れ!」と弾劾がたたきつけられました。安倍打倒を叫ぶデモ隊には、手を振る、拳を突き上げるなどの圧倒的共感が。さらに例年を倍する飛び入りが。中には自らマイクを握ってコールを行う人も。被爆70年の広島で、「ヒロシマの怒り」を体現した階級的労働運動派の登場によって、戦争を必要とする1%の資本家・政治家を打倒する国際連帯・ゼネストへのうねりが開始されたのです。
 こうしたゼネストと革命のうねりに恐怖する安倍は、70年談話攻撃も破産し、もはや人民を説得する言葉を持っていません。しかし、自らの権力基盤が脅かされることへの恐怖から出た不正義の暴力は、それに抵抗する正義の闘いによって打ち砕くことができます。そのことを証明してきたのが三里塚の闘いです。
 戦争・戦争体験を本気で考え、戦争を防ぐためには国家暴力・警察権力との闘いを避けて通ることはできません。警察に対して感謝の意を表明するシールズ指導部や自らが政権を取ったら自衛隊を活用するという日本共産党スターリン主義を絶対に許すことはできません。警察や軍隊が守っているのは、われわれではなく、原発・基地・空港のおかげで生活できると思わせている資本家連中と、危機にのたうつ安倍政権です。国会周辺におかれたバリケードは、「労働者・学生はこの阻止線を越えるな」という物理的な暴力そのものです。これを打ち破らずして、「憲法・農地法を守れ」と言うだけでは戦争を止めることはできません。市東さんの農地は、戦後の農地解放でも解放されなかった残存小作地です。数百年にわたって耕す者が農地を所有することが認められず、耕さない不在地主が年貢をとるというあり方は農地法後も維持されてきたのです。敗戦直後で解決できなかった課題が今三里塚でもあらためて出てきています。
 憲法・農地法は革命に代わるものとして作られました。憲法・農地法を廃止しようとするならば、そこには革命が生まれます。われわれはむしろそれを歓迎し、戦後革命以来の決着をつけようではありませんか。
 6・12高裁判決―6・30最高裁判決は、階級的労働運動を推し進める動労千葉と反対同盟を軸とする労農連帯の闘いを解体できなければ改憲も戦争もできないという支配者の悲鳴にほかなりません。朝鮮戦争のためには三里塚闘争・国鉄闘争は終わったことにしなければならないのです。
 しかし、両者とも断固として闘いの継続を宣言し、意気軒昂と組織拡大を闘っています。日本共産党はじめあらゆる勢力の屈服をのりこえ原則を貫いてきた闘いは、すべてを獲得する可能性に満ちています。動労総連合の全国的建設、緊急5万署名・賛同を集め、農地決戦の陣形づくりを強固に推しすすめましょう。
 国家暴力の最たるものが、獄中に星野文昭さんを40年も閉じ込めている司法権力・監獄です。成田での絵画展を成功させ、獄中40年星野文昭さんを三里塚の大地に取り戻そう。全学連は、実力闘争の復権をかけ8・20国会闘争―9月全学連大会への大結集を実現します。ともに闘いましょう。

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