7・15〜16 安倍の衆院強行採決弾劾 労働者10万の怒りが大爆発 8~9月決戦で安倍倒せ 安保・戦争法案粉砕へ

週刊『三里塚』02頁(0924号01面01)(2015/07/27)


7・15〜16 安倍の衆院強行採決弾劾
 労働者10万の怒りが大爆発
 8~9月決戦で安倍倒せ
 安保・戦争法案粉砕へ

(写真 「衆議院特別委員会での強行採決弾劾!」と声を上げる全学連、動労千葉、動労水戸などの労働者を先頭とした人びと【7月15日 衆議院第2議員会館前】)

(写真 7月15日正午、霞が関のデモに出発する労農学)


 7月15、16日、衆議院での安倍政権による安保戦争法案の強行採決に対して、10万の労農学市民が国会を包囲し、怒りの弾劾をたたきつけた。「60日ルールによって法案の成立は確実になった」なる闘争破壊のためのデマを打ち破り、8〜9月決戦の爆発で、法案を葬り去ろう。これらと一体となって、三里塚においても農地法裁判の最高裁闘争を闘う方針が確立された。反対同盟は7月14日、事務局会議を開催し「最高裁 緊急5万人署名運動」を決定し、7月19日の一斉行動の場で発表した。賛同団体、個人を圧倒的に募り、最高裁署名を成功させよう。千葉地裁で再開された耕作権裁判の勝利を必ずかちとろう。

韓国民主労総ゼネストと連帯

 7月15日、衆議院特別委員会で戦争法案の強行採決が行われようとする攻撃に対して、国会周辺に万余の労農学市民がかけつけ、怒りの包囲行動を闘った。
 この日は早朝から衆議院第2議員会館前に、全学連、全国労組交流センターを先頭に労働者、学生らがあふれ、三里塚からも三里塚現闘、全学連三里塚現地行動隊が参加して闘った。
 午前9時。「戦争法を絶対に許さずゼネストで安倍を倒そう! 韓国・民主労総のゼネストと連帯して全力で闘おう!」との全学連の斎藤郁真委員長の戦闘宣言に続き、学生や労働者が次々にマイクを手に取り、安倍に怒りをたたきつけた。
 法大文化連盟の武田雄飛丸委員長は「ビラの1枚も自由にまけない大学のあり方をぶっ飛ばし、戦争絶対反対の実力闘争を職場・学園から巻き起こそう」と訴えた。
 関西の保育労働者は、「大阪では現場から民営化・非正規化絶対反対の闘いで橋下を打倒しました。次は安倍の番だ!」とアピールした。

デモで霞が関席巻

 正午からは、採決強行の真っただ中で、全学連を先頭に350人が霞が関デモに立った。午後0時25分頃、採決強行の第一報が入ると、デモ隊は怒りをさらに爆発させた。沿道からも次々とデモに合流、デモ隊はどんどんふくれ上がった。
 午後3時。強行採決を弾劾する激しい怒りのシュプレヒコールの中、全学連の坂野陽平書記長の司会で集会が始まった。
 まず、斎藤委員長が発言に立ち、「労働者・学生が立ち上がっている。安倍を倒すためにゼネストに立ち、誰が社会の主人公かはっきりさせてやろう」と呼びかけた。
 次に、動労千葉の田中康宏委員長が「今日は新しい歴史が動き出す日だ。腐り果てた労働組合のあり方を覆そう。私たちの敵は戦争をたくらむこの国の政府だ。今日ここから新しい闘いを始めよう!」と訴えた。続いて、旭硝子資本の労組つぶしと闘うために韓国から来日した3人の労働者を代表し、旭硝子社内下請け労組・ウソクチョン副委員長があいさつした。さらに動労水戸の石井真一委員長、合同・一般労組全国協の吉本伸幸代表らがアピールした。
 最後に全国労組交流センター代表運営委員・動労水戸副委員長の辻川慎一さんが「7〜8月を戦争絶対反対でとことん闘おう」と締めくくった。 この日、青年・学生を先頭に抗議行動には10万人もの人びとが結集し、夜遅くまで闘い抜いた。 翌16日も全学連を先頭に国会闘争が闘われ、衆院本会議での強行採決を徹底弾劾した。ゼネストで戦争法案を阻止し安倍を倒そう。

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