成田空港 日本人客が17%減 地盤沈下が止まらず
週刊『三里塚』02頁(0920号02面04)(2015/05/25)
成田空港
日本人客が17%減
地盤沈下が止まらず
成田空港会社は4月30日に2014年度の航空旅客数を発表した。それによれば前年比2%の減少となった。特に日本人旅客について言えば、前年比17%もの大幅減だ。夏目誠社長は「羽田再国際線化の影響は想定内だ」などと強がって見せているが、刻々と旅客を奪われている実態が数字上にも表れた。
「外国客が増えた」などと宣伝しているがたまたま円安の追い風に頼った一過性のもの。この先の保証はない。また、総発着回数も約22万回でしかなく、「30万回に拡大した年間発着枠上限とは大きな開きがある」(千葉日報)と指摘されている。「30万回化」など必要ないということだ。
にもかかわらず「3本目の滑走路は必要」(4月27日=夏目社長)などと強弁している。一方、成田が生き残りを託すLCCも致命的な安全性問題が噴出している。成田空港を今こそ廃港へ追い込もう。