団結街道

投稿日:

週刊『三里塚』02頁(0920号01面05)(2015/05/25)


団結街道


 安倍政権は日米安保新ガイドラインを締結し、安保関連法案を国会に提出する。自衛隊が米軍と一体で戦争をするための踏み込みは、成田の軍事空港としての姿をあらわにするものだ▼前回の1997年のガイドラインでは、空港使用に関する記述は別表に記されただけだった。今回は「日本の平和及び安全に対して発生する脅威への対処」として、「必要に応じて、民間の空港及び港湾を含む施設を使用に供し」「共同使用における協力を強化する」と明文化している。さらに、平時からの協力、実地調査をうたっている▼そして、安保法案では、有事に自衛隊と米軍が港や飛行場を使うための「特定公共施設利用法」を、「存立危機事態」でも(=いつでも)適用できて、米軍以外の他国軍も施設を使えるようにしようとしている▼1994年に米軍の作戦計画で、50万米兵の出撃拠点とされた成田空港の位置はとりわけ大きい。成田が軍事空港として自由に使えない状態など、安倍にとってあってはならない。市東さんと反対同盟の闘いは、文字通り戦争阻止の闘いだ▼5月3日、横浜で開かれた憲法集会で呼びかけた市東さん署名は、安倍政権への怒り、戦争を許さないという思いと結びつき、多くを語らずとも次々と集まった。怒りは満ちている。成田の軍事使用に反対し、戦争協力を拒否する空港労働者を組織し、軍事空港建設を打ち砕こう。
このエントリーをはてなブックマークに追加