LCCターミナルが開業 コスト削減で乗客から不満が噴出
週刊『三里塚』02頁(0919号02面05)(2015/05/11)
LCCターミナルが開業
コスト削減で乗客から不満が噴出
4月8日、成田空港でLCC専用ターミナルが鳴り物入りの宣伝で開業した。しかし乗客からは不満が噴出した。同ターミナルの欠陥は駐車場やバス停からルビルまで700㍍もの距離がある点だ。しかものこの連絡通路は屋根しかついてなく、壁のない吹きさらし。4月8日当日は雨で冷え込み乗客からはブーイングが起きた。すべては「コストカット」という方針から必然となった不便。
そもそも「安全より金もうけ」のLCC誘致に生き残りをかける成田空港会社の方針自身が破綻的だ。マレーシア沖や台湾でのLCC事故のみならず、昨年4月28日には、那覇空港でピーチ航空が墜落寸前の事故を起こしていた。加えて、成田空港での主翼接触事故をはじめ徳島空港や広島空港などで事故か事故寸前の異常事態が頻発している。新自由主義による空の安全崩壊は明らかだ。危険なLCCの誘致で延命を図る成田空港は廃港あるのみだ。