全学連三里塚現地行動隊日誌  市東農地決戦の先頭に立つ 全国の学生が杉並選挙戦に決起 区民に革命を訴え 東北大学・I

週刊『三里塚』02頁(0919号02面01)(2015/05/11)


市東農地決戦の先頭に立つ
 全学連三里塚現地行動隊日誌
 全国の学生が杉並選挙戦に決起
 区民に革命を訴え 東北大学・I

(写真 全学連三里塚行動隊は杉並選挙闘争を先頭で担った【写真は4月25日 荻窪駅】)


 3・29全国集会から、全国大学での新歓、そして杉並区議会議員選挙......決戦決戦の連続で4月もあっという間に通り過ぎました。三寒四温の落ち着かない天候もすっかりやわらいで、現地は初夏の陽気です。田植えの準備も始まったので、このまま気候が安定してくれればよいのですが。
 全国の学生と労働者の仲間は、杉並区議会議員選挙に東京西部ユニオンの北島邦彦副委員長を候補に推したてて選挙戦を闘い、現地行動隊もこの1週間の選挙戦に総決起しました。結果は1998票の獲得で惜しくも次点...本当に悔しい。しかし、この選挙戦は杉並区全体に対して革命を問う、まさしく革命的選挙闘争として闘いとられました。
 今日、多くの人たちが安倍政権への怒りに湧く一方で議会制民主主義への絶望を深めています。この間の世論調査では集団的自衛権、改憲、沖縄辺野古新基地建設や原発再稼働といった安倍政権が進める政策に対し、「反対」が軒並み半数を超えています。一方で統一地方選の歴史的な低投票率、相次ぐ無投票当選とその中で勝ち続ける安倍自民党という矛盾。既存の政治勢力が裏切りを重ね、実質的には「オール与党」と化す中で、新自由主義を根底から打ち破る勢力の登場が圧倒的に求められています。
 区議選で北島候補はこの矛盾を徹底的に暴露し、本当にこの問題を解決し社会を変えるのは、実際に社会を動かしている労働者だと真っ向から訴えて闘いました。そして議会が、議員が区民の生活を救済するのではなく、選挙や議会をも利用して闘う労働運動の拠点を建設、拡大し、国際連帯を勝ちとることが安倍政権の戦争政策と労働者の生活破壊を止める原動力になることを明らかにしました。4月24日から始まった韓国民主労総のゼネストと連帯する闘いを通じてより一層鮮明な主張となりました。
 この主張は70人の候補が出馬する中で、北島1人対残り69候補という構図を明らかにし、それを覆い隠そうとする他候補全体を巻き込む渦として杉並の街を席巻しました。特に現在杉並田中区政が推し進める「区立施設再編整備計画」とその下での区内41カ所の児童館の全廃―民営化の問題は、児童館廃止に反対する署名運動を通して区内全体に激論と分岐を生み出しました。この中で今回獲得した約2千の票は曖昧さない階級的労働運動を支持する区民の決起です。
 今回の選挙を受けての次なる闘いは鮮明になりました。それはこの約2千の決起とつながり、これを実際に東京西部ユニオンをはじめとする闘う労働組合への結集としてかちとるということです。そしてそれを通じてあらゆる職場・キャンパスに階級的労働運動派の旗を打ち立てることです。組織し組織しぬく中で、団結の拡大で5〜8月と言われている安保国会を粉砕する闘いを巻き起こしましょう。労働者は職場で、学生はキャンパスで、闘う労働組合と学生自治会の建設で安倍政権を打倒しよう!
 全国学生は6・7国鉄集会―6・15国会包囲闘争、耕作権裁判―全国学生自治会選挙を一体の闘いとして安保国会粉砕の闘いに立ち上がろう! 団結の拡大―国際連帯の発展で安倍政権を倒し市東さんの農地決戦に勝利しよう!

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