5~6月沖縄・安保・国鉄決戦へ 農地法裁判・耕作権裁判の勝利を 杉並区議選 北島候補が大奮闘 安倍打倒へ共に闘う2000票

週刊『三里塚』02頁(0919号01面01)(2015/05/11)


5~6月沖縄・安保・国鉄決戦へ
 農地法裁判・耕作権裁判の勝利を
 杉並区議選 北島候補が大奮闘
 安倍打倒へ共に闘う2000票

(写真 阿佐ケ谷駅で安倍戦争政治打倒を訴えて区民と握手する北島邦彦候補【4月25日】)

(写真 阿佐ケ谷駅前で北島候補を先頭に韓国民主労総ゼネスト連帯集会を行った【4月24日】)


 2015年の1〜4月闘争が、大恐慌と世界的なゼネスト情勢のもとで高揚する中、4月26日投票の杉並区議選において、北島邦彦候補は1998票を獲得、定員48人中、次点(定数48)という悔しい結果に終わった。しかし、この選挙戦が実現した歴史的成果は巨大だ。安倍政権打倒への橋頭堡を切り開き、韓国民主労総のゼネストとの熱い国際連帯の地平を切り開いたのだ。5〜6月の沖縄現地闘争、安保国会決戦、国鉄決戦へ突き進もう。三里塚闘争は先頭に立つ。そして6月15日の再開第1回目の耕作権裁判闘争を千葉地裁包囲闘争として打ち抜こう。さらに東京高裁における農地法裁判での反動判決を阻止する3万人署名を達成しよう。全力で闘おう。

 杉並区議選で、北島候補を先頭とする労農学人民は、全力で闘い、戦争・改憲政治を推し進める安倍政権を倒す2千票という決定的な支持と決起を得た。北島候補は、「この社会を動かしているのは労働者だ。労働者の団結があれば戦争のない、人間が人間らしく生きられる社会をつくることができる」「ゼネストで安倍政権を倒そう」と革命を訴えた。
 そしてパククネ政権打倒へ立ち上がる韓国・民主労総のゼネストと連帯し、24日、阿佐ケ谷駅頭での大集会を打ち抜き、「労働者の国際連帯とゼネストで安倍を倒そう」と高らかに宣言した。
 さらに、安倍政権の社会丸ごとの民営化に対する絶対反対の反撃がたたきつけられた。杉並区では児童館全廃を核心とする田中区政による「区立施設再編整備計画」に対し、唯一、北島候補が絶対反対を掲げ闘った。
 この杉並選挙で切り開いた勝利の地平の上に、5月沖縄、安保国会から6月国鉄大集会そして6・15市東さんの耕作権裁判闘争に猛然と進もう。 沖縄では、140万県民の積もり積もった怒りがマグマのように出口を求めている。沖縄全島がゼネスト情勢だ。
 安倍首相は4月26日からの訪米であらためてアメリカ当局と「辺野古新基地建設が唯一の解決策」と確認する一方、日米ガイドラインの改悪を行い、地球の裏側まで米軍とともに侵略を強行する、帝国主義として踏み込みを行った。5・15辺野古新基地建設阻止!全国集会〜5・16国際通りデモから5・17沖縄県民大会を猛然と闘おう。
 さらに5月、安倍政権による戦争法案が国会に提出される。6・15国会包囲闘争を頂点に、60年、70年を上回る安保国会闘争を爆発させよう。
 韓国では民主労総による27万人のゼネストが爆発した。不正と腐敗にまみれるパククネ政権に対して労働者の鉄槌が下ろうとしている。こうした闘いと連帯し、戦争と民営化の安倍政権を倒す闘いとして6・7国鉄大集会の成功をかちとろう。    *
 6月15日、千葉地裁で開かれる市東さんの再開耕作権裁判第1回弁論闘争は、5〜6月闘争を牽引(けんいん)する重要な闘いとしての位置を持つ。耕作権裁判は東京高裁における農地法裁判と表裏一体の闘いだ。文書提出命令をめぐる攻防で完敗した成田空港会社の致命的弱点を握り、押しまくる反対同盟有利の戦場だ。それは農地法裁判の勝利にそのまま直結する。
 安保国会闘争と連携して、千葉地裁民事第2部・岸日出夫裁判長を圧倒する千葉地裁包囲デモを貫徹し、断固たる法廷闘争を実現しよう。傍聴闘争に立ち上がろう。
 そして、農地法裁判における農地強奪判決を許さない3万人署名を達成する闘いが決定的だ。4月25日に反対同盟が新たたに作成したカラーリーフレットを活用して、現在約2万5千筆の署名に5千、6千の数を上乗せして、小林昭彦裁判長に突きつけよう。
 5〜6月闘争に猛然と上りつめ戦争と改憲の安倍政権を打倒しよう。

このエントリーをはてなブックマークに追加