北総の空の下で 皆さんは孤立してない 街宣で会った人

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週刊『三里塚』02頁(0918号02面07)(2015/04/27)


北総の空の下で
 皆さんは孤立してない
 街宣で会った人


 4月5日の花見が、花冷えの小雨で中止になり、その後も低温と雨が続いています。12日の同盟一斉行動にもそれなりに花が残っていて、車窓から最後の花見ができました。五分咲きから山桜まで、時間の経過を追って連句など少々。
○雨上がり 五分咲きの桜冴え冴えと
○満開の桜 空気まで 淡く染め
○花冷えの休日 散りゆく前の静かな時間
○仕事する手に 山桜ハラハラ普段着の春
 ソメイヨシノが散り葉と花が同時に開く山桜の頃になって、日常の落ち着きが戻ってくるような気がします。 4月は1年を見通して作付けを考え、種まき、苗作りと気の抜けない仕事が続きます。種まきした苗は、一定の大きさに育ったら畑に定植しますが、また新顔が加わって育苗ハウスの中は野菜の赤ちゃんでにぎやかです。キュウリは保温トンネルができたら近々引っ越しかと思いますが、トマトやモロヘイヤは芽が出たばかりで、まだまだハウスの保護が必要です。長年の付きあいで高校の園芸科から苗を買っているナスとピーマンを加えて、春〜夏の主要野菜が出揃ったのに、雨が多くて仕事が進みません……。先日、県庁前でビラを受け取ったという人が電話をくれました。以前戸村一作さんの作品に感銘したそうで、「皆さんは孤立していません。民主主義のために頑張って!」と。半世紀にわたる闘いの中で蒔いた種があちらこちらで育って、私たちの呼びかけを待っています。
北里一枝
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