三里塚営農だより 萩原富夫さん宅 ゴボウ掘りの難しさ
週刊『三里塚』02頁(0917号02面06)(2015/04/13)
三里塚営農だより
萩原富夫さん宅
ゴボウ掘りの難しさ
(写真 ゴボウ掘り機の脇に立つ萩原富夫さん )
大型トラクターに巨大な鋤(スキ)を取り付けて、最終のゴボウ掘りが雨の隙間をついて始まりました。運転手は萩原富夫さん。鋤でゴボウを土ごと挟み込み掘り上げ、土から顔を出したそのゴボウの頭を人力で抜いて10㌔程にまとめていきます!
この鋤は刃が2枚になっているのですが、ゴボウを挟む刃先が20㌢しかなくトラクターがちょっとでもずれるとゴボウが途中で切れてしまうのでけっこう気を使う仕事です。
ゴボウは一度作付けすると5、6年は同じ畑に作ることができません(連作ができない)! 水はけが良く平坦な畑がベストですがそう上手くも行かず富夫さんも今年はどこに作付けするか頭を悩ましています。
ゴボウは生育途中の草取りが重要で、この時期(夏真っ盛り)の手の入れ方で収量が決まってしまいます。無農薬有機栽培なので虫の害も激しいですが、元気な畑に育ったゴボウは苦労した分、味もひとしおです。