反対同盟の発言/共闘団体の発言

週刊『三里塚』02頁(0917号01面02)(2015/04/13)


反対同盟の発言/共闘団体の発言

反対同盟の発言

軍事空港許さぬ
 北原鉱治事務局長

 47年ぶりにこの場で全国集会を開くことは、大変意義がある。現地においては、市東孝雄君の農地が権力によって奪われようとしている。国は、再び、代執行を行おうとしている。なぜ、農民から農地を奪おうとするのか。これを国家暴力と言わずして何と言うのか。反対同盟は戦争反対で闘う。成田軍事空港の正体をしっかりと見すえ、地球に平和をもたらすため闘おう。

農地は私の命だ
 東峰 市東孝雄さん

 3・4控訴審抜き打ちの結審は絶対に認められない。千葉地裁での耕作権裁判も始まる。文書の偽造などを行ったデタラメ裁判だ。これも私の畑を守る重大な闘いです。必ず勝ちます。全国に私の畑を守る会を作っていただいて、心強く思っている。農地は私にとって命です。有機農業をやり続けます。支援をお願いします。

3万署名集めきる 
 東峰 萩原富夫さん

 成田空港は、地盤沈下が叫ばれながら、空港機能の強化が図られようとしています。24時間化、第3滑走路の建設を言い出しています。いい加減にしろ! 地元住民を何だと思っているんだ。
 市東さん裁判控訴審は、結審した。しかしまだまだ、終わっていない。判決に向けて、裁判所を追いつめていきましょう。3万人署名は、2万3千を超えました。目標の3万を集めきって、東京高裁・霞が関に再び攻め上ろうではありませんか。私たちは、地域で署名活動を行い、全国でもあらためて署名をお願いして、判決前に署名を持って東京高裁包囲闘争に決起していきたいと思います。

共闘団体の発言

労働運動の復権を
 動労千葉 田中康宏委員長

 今日、47年前、3月10日この場に参加した大先輩とここに参加している。この仲間たちがその後、ジェット燃料貨車輸送阻止の中心を担う部隊となり、分離独立闘争の部隊となり、特に国鉄分割民営化の首を切られた各支部の中心となった。三里塚闘争の正義と正当性が、動労千葉の団結を作り出した。国鉄闘争も正念場です。タガをはずしたように業務の全部、労働者ごと二次下請け、三次下請けと言う形で放り出している。私たちは下請けの労働者を守り、第2波、第3波のストに立ち上がる渦中です。労働運動を復権させよう。

市東さんの闘い正義
 顧問弁護団事務局長 葉山岳夫さん


 寺田最高裁体制の下、東京高裁・小林裁判長は市東裁判で許しがたい暴挙を行ってきた。多見谷判決に対して、弁護団は187ページの控訴理由書で完膚なきまでに粉砕し、控訴審では市東さんの意見陳述を勝ちとった。弁護団はさらに証人調べを申請しましたが却下した。
 この裁判は、寺田体制と国策を強行する安倍政権との闘いだ。勝利のカギは、安倍政権打倒の労農学の団結の闘いです。裁判はまだまだこれから。市東さんの闘いは正義です。弁護団は反対同盟・労農学と連帯して、農地を必ず守ります。

2面へ続く

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