反対同盟が記者会見 〝実力闘争の原点の場所〟

週刊『三里塚』02頁(0916号02面03)(2015/03/23)


反対同盟が記者会見
 〝実力闘争の原点の場所〟

(写真 テレビ局をはじめ報道機関約10社が参加して行われた、3・29にむけた記者会見【成田市天神峰】)

 一方並行して反対同盟は午前10時30分からの記者会見に臨んだ。テレビ局を含め約10社の報道機関が集まった。わきのB滑走路に飛行機が離着陸して轟音をたてている。記者たちは、市東さんはじめ空港反対農民がいかに過酷な環境での生活を強いられているかをあらためて実感していた。
 記者たちには3・29集会にむけて作成されたカラービラ、3・4結審への弾劾声明、この日の一斉行動で配布する「反対同盟ニュース」が配られた。北原事務局長が冒頭、記者への訴えを行った。「三里塚は約50年になる。ここまでよく闘ってきた。3・29集会は旧市営グランド、今の栗山公園で行う。三里塚の実力闘争の原点となった場所で、成田市民と交流したい。安倍政権による危険な政治と三里塚は対決する。東京高裁での結審を弾劾し、市東さんの農地を何としても守る集会にしたい」と訴えた。
 続いて萩原富夫さんが3・4結審を弾劾、判決日が確定し次第、集会・デモも検討していきたいと説明した。次に用意した「記者会見骨子」に基づいて、3・29集会の内容を紹介した。「成田市民とつながりたいとの思いからカラービラも従来とは一新させた。集会の内容も歌を入れるとともに、写真パネルも準備して、市民に訴える。カラービラを使った成田市街地への宣伝を開始した」と3・29集会にむけた特段の意気込みを強調、各社の協力も要請した。
 記者から活発な質問が出た。「旧市営グラウンドで闘われたという1968年の2、3月闘争は空港反対闘争の中でどのような位置をもっていたのですか」という問いに伊藤信晴さんが「反対同盟と支援の学生、労働者が本当に合流できた実力闘争だった」と答えると興味深く聞いていた。全力で3・29集会の成功へ前進しよう。
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