ピンスポット 「農政改革」と称して農協破壊 家族農業破壊と抵抗勢力つぶし狙う
週刊『三里塚』02頁(0914号01面05)(2015/02/23)
ピンスポット
「農政改革」と称して農協破壊
家族農業破壊と抵抗勢力つぶし狙う
2月9日、安倍政権による「農協改革」攻撃について、全国農業協同組合中央会(JA全中)が屈服し、政府案を受け入れた(写真)。安倍政権が進める「岩盤規制の撤廃」なるものは、日本の農業の成長と何の関係もないどころか、農業を破壊するものだ。
「単位農協の経営の自由度を奪っているから全中から『監査権限』を取り上げる」などというためにする宣伝もデマとウソのかたまりだ。安倍政権は日本農業の衰退の責任が農協にすべてあるような世論操作で、農協破壊を策動し、結局家族農業をつぶし、農業を企業の金もうけの道具にし破壊しようとしている。
さらに農業委員会と農地法の改悪を強行し、企業による自由な農地所有まで策動している。市東さんの農地法裁判はこの安倍農政と最先端で対決する闘いだ。
安倍首相は、TPPに反対し企業の農業参入=農業破壊に抵抗する農協とこれに結集する農民たちがじゃまななのだ。
これに屈服するJA全中の既成幹部の腐敗も許してはならない。決着はまだついていない。今国会に提出された農協破壊法案に反対しよう。