2・15国鉄集会に630人 〝動労総連合を全国に〟

週刊『三里塚』02頁(0914号01面04)(2015/02/23)


2・15国鉄集会に630人
 〝動労総連合を全国に〟

(写真 「ダイヤ改定粉砕し動労総連合を全国に」とシュプレヒコール【2月15日 東京墨田区】)

 国鉄闘争全国運動主催による「国鉄分割・民営化で不当解雇から28年2・15労働者集会」が2月15日、東京・すみだ産業会館で開かれ、630人が結集して成功した。  動労千葉の佐藤正和特別執行委員が司会を務めた。開会のあいさつに立った国鉄闘争全国運動呼びかけ人の鈴木達夫弁護士は、「安倍は中東侵略戦争参戦に踏み切った。われわれは全世界の労働者階級人民に、帝国主義の侵略戦争を阻止しよう、大恐慌と戦争を世界革命に転化しようと呼びかけた。それは、動労千葉・動労水戸を先頭とする階級的労働運動の実践をもっての呼びかけだ」と述べ「『動労総連合を全国に』の方針で闘おう」と訴えた。国鉄闘争全国運動呼びかけ人の伊藤晃さんは、「よくぞここまで来た。新自由主義と対決する唯一の運動をつくり出した」と総括し、「署名運動を通じて仲間が10万人増えた。それらの人びとは闘いたいと思っている。国鉄闘争全国運動が自らの声を発する場に」と提起した。
 動労千葉の田中康宏委員長は、「1047名闘争は戦後最大の労組解体攻撃に対する、戦後最大の労働争議だ。解雇された現場の怒りは労組幹部によって無視され続けた。2010年4・9にわれわれは強い危機感をもって全国運動を立ち上げた。その闘争は国家的不当労働行為の真相を暴き、最高裁を追い詰めた」と、この間の闘いを総括した。また、「政府は再び戦争に踏み出した。労働組合の力を取り戻さなければならないが、それは分割・民営化の問題を抜きにはありえない」と核心点を突き出した。そして、「分割・民営化との闘いは、外注化を許さない非妥協的の闘いや、動労水戸の被曝労働拒否の闘いを作った」「われわれは1047名闘争をついに復権させた。戦争阻止の力、労働組合を復権させる力はここにある」と力説し「地方切り捨てのダイヤ改定を許さない」と宣言した。動労水戸の石井真一委員長は、JRが竜田―原ノ町間のバス代行運転を開始したことを、「原発事故が収まっていないのに帰還を強制する攻撃だ。福島切り捨ての先頭にJRが立っている」と激しく弾劾。また、動労水戸の組織拡大を報告し、「反合・運転保安闘争で外注化を粉砕する」と表明した。
 連帯のあいさつを現代の治安維持法と闘う会の山本志都弁護士が行った。最高裁勝利判決戦取へ向けて、動労千葉顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士が報告し、署名の力が最高裁反動判決を阻んでいることを明らかにした。発言にはこの他、国鉄闘争全国運動東京東部の会の米山良江さん、動労千葉争議団の中村仁さん、国労旭川闘争団の成田昭雄さん、JRの現場から、動労千葉幕張支部、銚子支部、木更津支部の各支部長が、外注化粉砕、特急廃止のダイ改阻止の決意を述べた。
 さらに動労連帯高崎の漆原芳郎副委員長の春闘アピールと続いた。
 動労千葉青年部の木科雄作さんと動労水戸の照沼靖功さんに続いて、動労水戸に加入した會澤憲一さんが「ここに業種・職種を超えてこれだけの人が集まっているのはすごい」と発言した。
 三浦半島教組の教育労働者、合同・一般労組全国協議会の吉本伸幸さん、ダイエー八王子店の閉鎖に対しストを貫徹した解雇当該の労働者と続き、最後に全学連の斎藤郁真委員長が、安保・戦争国会と対決し6・15に巨万のデモを実現すると述べた。国鉄闘争全国運動呼びかけ人の入江史郎さんが集会をまとめ、呼びかけ人の山本弘行さんの音頭で団結ガンバローのこぶしを突き上げた。
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