動労水戸 「市東さんの会」結成へ奮闘 旗開きで伊藤さんあいさつ
動労水戸 「市東さんの会」結成へ奮闘
旗開きで伊藤さんあいさつ
1月24日、茨城県水戸市で開かれた動労水戸の団結旗開き(写真)に、反対同盟の伊藤信晴さんが参加してあいさつした。伊藤さんは「今度の3月29日の全国総決起集会は1968年2、3月闘争を闘った旧成田市営グラウンド、今の栗山公園で行います」と紹介し、その2、3月闘争が北原鉱治事務局長はじめ反対同盟の魂をゆさぶり、三里塚闘争の原点となったことを述べつつ、「動労水戸の被曝労働拒否のストライキは、同じような勇気を福島県民に与えている」と称賛した。
さらに市東さんの農地裁判情勢に触れ「昨年は、萩原進さんを失った後、同盟・支援が一丸となって団結して闘い、裁判闘争で裁判所を圧倒した。しかし、相手は東京高裁だ。いつでも結審を強行する情勢であり、正念場であることを銘記したい」と述べた。そして動労水戸が3月1日に「茨城・市東さんの農地を守る会」の結成へ奮闘していることについて、「労農連帯の発展をかけて『会』を結成してくれることは、市東さんと反対同盟に大きな勇気を与えることであり団結を形成するもの」と述べ、「安倍政権の戦争政治と真っ向から闘います」としめくくり拍手を浴びた。(結成集会は3月1日午後2時開始、茨城県つくば市・春日交流センター)
動労水戸は旗開きに先立って第33回の定期大会を開いた。大会は、昨年末に水郡線営業所主任運転士の會澤憲一さんが新たに加入したことを受けた勝利感に満ちたものとなった。その勝利を受け、旗開きは會澤さんの歓迎会を兼ねたものとして開かれた。
反対同盟の発言の他、国労郡山工場支部の橋本光一さん、小竹運輸グループ労組、福島労組交流センター、革共同の木崎冴子同志らがあいさつを行った。さらに動労水戸組合員が青年部を先頭に飛躍をかけて闘う決意を表明して、2015年決戦への団結を固めた。
伊藤さんは組合員と積極的に交流した。「動労水戸が市東さんの農地を守る闘いに取り組む理由として、兼業農家の組合員が多いことを紹介してくれ、米価の暴落をはじめとした今の安倍農政への怒りが強い。市東さんの農地死守を自分の闘いとして取り組んでいることが理解できた」と感想を語った。