1・10動労千葉旗開き 「50年の闘いは正義」 北原事務局長が檄

週刊『三里塚』02頁(0911号01面04)(2015/01/12)


1・10動労千葉旗開き 「50年の闘いは正義」
 北原事務局長が檄


 1月10日、千葉市のDC会館において、動労千葉の新年団結旗開きが開催され、反対同盟から北原鉱治事務局長が参加してあいさつを行った。
 北原さんは戦争に向かう安倍政権の政治をまず弾劾、戦前と同じような危険な臭いを感じると警鐘を鳴らした。その中で、今年50年を迎える三里塚闘争の正義と意義を強調し、3月4日の市東さん農地裁判の第4回弁論について「市東さんの田地田畑を丸ごと取り上げ、生活できなくさせようとする、事実上の代執行だ」と指摘、「動労千葉を始めとする労働者との労農連帯をさらに強め、2015年の闘いに勝利しよう」と訴えた。
 基調報告を行った田中康宏委員長は、分割・民営化による解雇撤回訴訟上告審について「最高裁は年内判決を狙ったが、高裁判決等で認定された不当労働行為という真実の前に断念した。大きな勝利だ」と切り出し、分割・民営化が今日の非正規職2000万人の現実をもたらした元凶であることを指摘して、JRの外注会社であるCTS(千葉鉄道サービス)の労働者との連帯を追求すること、さらに安倍戦争政治と真っ向から対決して5、6月安保国会を闘おうと訴えた。
 旗開きでは、顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士の発言が続き、さらに動労千葉各支部の労働者、動労水戸をはじめとする労働組合、さらに多くの支援団体が、次つぎにマイクを握って、動労千葉の闘いを基軸にした2015年の闘いに向け、熱い決意と奮闘を誓った。
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