全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 現場の闘い力の源泉 衆院選の勝利担う 東北大学・I

週刊『三里塚』02頁(0910号02面04)(2015/01/01)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 現場の闘い力の源泉
 衆院選の勝利担う
 東北大学・I

(写真 行動隊は鈴木候補と共に闘った【12月13日 荻窪】)

 12月に入り、急に空気も冷たくなってきました。今年は激動の情勢を象徴するかのような急な季節の変化と闘い続ける一年になりました。
 去る12月14日の衆議院議員選挙において、東京8区で鈴木達夫弁護士が16981票を獲得する大勝利を収めました! この勝利は既成の政治勢力・政党への絶望を一気に打ち破り、革命派が一つの勢力として選択肢に上る情勢を切り開く偉大なものです。
 この勝利を決定づける力はどこにあるのか。それは一にも二にも自らのキャンパスで職場で、学生自治会や労働組合の現場の闘い以外にありません。労働者・学生が力を発揮するのはどこかを徹底的にはっきりさせ、答えを導き出し、それを実行することを通してのみ、真に労働者階級を獲得することができるのです。この選挙戦を通してこの路線に確信を持った新たな仲間の決起が始まっています。
 12日間の選挙戦は非常に教訓に富んだものとなりました。これまで無視・抹殺を続けていたブルジョアマスコミも、こと選挙に関しては報じないわけにはいかない。その中で堂々と街頭に登場し、自分たちの主張で街の人たちと討論する。これを通してひとつの渦を作り出し、そして僕たちの主張が多くの人を獲得することができることがひとつの物質力となるということです。

街に広がる怒り

 街頭には安倍政権、自民党政治に対する怒りが充満しています。しかし、既成の政党は自民党議員を落とすことのみを目的に醜い野合を繰り返し、絶望を与えるものにしかなっていません。「議会はおしゃべり小屋に過ぎない」というブルジョア議会の本質が誰の目にも明らかとなり、投票率は戦後最低です。
 こうした中で、戦争・弾圧と命がけで闘い、階級的な労働組合を甦らせる最先頭に立ち続けてきた鈴木達夫さんという人格を通して、安倍政権 の下で戦争・貧困という現実に呻吟する人びとと最も深いところで結びつくことができたのです。「僕たちの生きる道は、労働組合を甦らせ、新たな労働者党を建設する中にある」という確信が全人民の指針となりました。
 不当解雇を撤回させ、非正規の期限をなくさせた鈴木コンクリート工業分会の闘い、暴処法無罪・京大から公安をたたき出した闘い、星野闘争での全証拠開示運動の前進……。すべて職場・キャンパスの闘いを基礎にしてかちとられたものです。現場で闘うことを通してのみ、僕たちの主張が社会を変えることができる力を持つのです。
 三里塚闘争は半世紀にわたって現場の闘いを貫いてきました。それが真に力を持つ情勢がついに訪れました! 蜂起に次ぐ蜂起を繰り返しながら決戦に勝利してきた2014年を上回る飛躍を実現し、2015年、革命的動乱の時代を切り開く最先頭に立つ決意です。
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