鈴木候補1万7000票の大勝利 2015年の階級決戦へ突破口

週刊『三里塚』02頁(0910号01面03)(2015/01/01)


鈴木候補1万7000票の大勝利
 2015年の階級決戦へ突破口


 衆院選決戦において、東京8区(杉並区)から立候補した鈴木達夫弁護士が、1万6981票獲得の大勝利を実現した。今回の衆院選決戦において革共同は、50年の歴史をかけ、これまでのいかなる選挙闘争をものりこえる総決起をもって大きな勝利をかちとった。それは安倍の延命を許さず、自民党を打倒し、石原伸晃に痛打を浴びせた。鈴木候補に投じられた一票一票は、一人ひとりのかけがえのない「生きるための」決起である。それは「絶望」を拒否し、「労働者が主人公の社会へ」、「新しい労働者の政党をつくろう」という鈴木候補の訴えに杉並有権者46万と全国、さらには全世界の労働者階級人民の希望と未来を託した団結の一票である。
 鈴木候補は、日帝・安倍の衆院解散・総選挙が、アベノミクスと戦争の攻撃であることを徹底的に暴いた。それは7・1集団的自衛権行使閣議決定の改憲・戦争攻撃を根底において断ち切り、革命情勢を決定的に引き寄せたのである。
 それでは今回の衆院選での自民党291議席とは何か。自民党は小選挙区制のもとで、選挙への絶望と離反をつくりだし、52%という戦後最低の投票率で291議席を取った。また、国会内の野党の果てしない裏切りと破綻の結果である。
 重大なのは、この安倍・自民党の291議席に、労働者人民の誰もが悔しさと怒りをかきたてられていることだ。そして総反撃を開始しようとしている。実はこの結果に、日帝・安倍と「1%」のブルジョアジーは震えあがっているのだ。次はもうウソもペテンも通用しない。鈴木候補の決起と訴えは、「99%」の労働者階級の新たな階級的団結と「労働者が主人公の社会へ」の怒りの総決起の始まりなのだ。
 今次衆院選での断固とした革命派の決起は、安倍と労働者階級人民との非和解的対立の深まり、胸躍る革命的激動とプロレタリア革命の時代の到来を告げ知らせている。 今回の衆院選決戦は、11・2労働者集会の地平を発展させ、東京8区での鈴木候補の決起をもって、日帝・新自由主義の労働組合解体攻撃を歴史的に打ち破り、全国全世界の労働者階級の団結と、国鉄決戦と階級的労働運動の新たな躍動的発展の2015年決戦を切り開いた。
 さらに、今次衆院選決戦は、階級対立を非和解化させ、革命情勢を決定的に成熟させている。さらに革命的大衆行動としての投票行動と街頭宣伝の一体的展開がかちとられた。
 そして何よりも今回の選挙闘争の勝利は市東さんの農地取り上げを阻止する三里塚闘争2015年決戦の決定的な援軍だ。衆院選決戦の地平を打ち固め、2010年代中期決戦に勇躍して突入しよう。
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