100万人署名で奪還へ 11・29星野全国集会が高揚
週刊『三里塚』02頁(0909号01面03)(2014/12/08)
100万人署名で奪還へ
11・29星野全国集会が高揚
(写真 「一日も早く星野さんを取り戻す」と誓った星野全国集会【11月29日 東京四谷区民ホール】)
「100万人の署名で星野文昭さんを取り戻そう! 11・29星野全国集会」が、東京・四谷区民ホールに470人の労働者・学生・市民を集めて開かれ、圧倒的に成功した。
司会を共同代表の狩野満男さんと新潟連帯する会の小西文江さんが担当。開会のあいさつを共同代表の戸村裕実さんが行った。
続いて星野文昭さんの連れ合いである暁子さんが登壇してあいさつした。「11月4日から4日間面会してきた。11月2日の労働者集会の高揚感を伝えることができた」と切り出し、この1年、全国各地で行われた絵画展、イベント、集会の成果と感謝を強調した。さらにビデオ国賠訴訟での勝訴判決の意義を語り、「究極の弾圧としてある40年無期」の攻撃を打ち破る力が動労千葉、動労水戸、鈴木コンクリート工業分会の闘いを先頭とした階級的労働運動の中にあることを提起し、「星野文昭を70歳までに取り戻そう。そのためには再審を。そのために全証拠の開示、100万署名を実現しよう」と結んだ。
基調報告は金山克己さん。星野さんを奪還する闘いの勝利性をまず提起。「星野さん自身の闘い、星野闘争が全国、全世界に広がる情勢の展開で必ず取り戻せる」と語った。さらに星野さんの無実を具体的に説明した。そして、今次衆議院選挙に弁護団長の鈴木達夫さんが「安倍打倒」を掲げて決起した闘いの重要性を訴えた。そして行動方針として来年9月の徳島刑務所包囲闘争への取り組みを呼びかけた。
この後、鈴木達夫さんを先頭に再審弁護団から5人が登壇して発言した。「英語版ソリダリティ」の歌の披露の後、さらに発言が続いた。「労働組合」から辻川慎一全国労組交流センター代表がアピール。「全国の闘い」としていわて救う会など各地の「救う会」から「星野さん奪還の決意」が述べられた。
「闘う仲間から」として三浦正子さん(婦民全国協代表)、灰垣美佐子さん(八尾北医療センター労組書記長)が発言。「星野さんと共に闘う決意」として「3・11反原発福島行動」実行委の椎名千恵子さんら6人が熱い連帯の言葉を述べた。
そして「家族の訴え」を星野暁子さんと星野誉夫さんが行い、最後にソリダリティの合唱で集会を終了した。
盛りだくさんな中にも決意と熱意のこもった発言、企画の数々に、誰もがあらためて「星野さんを一日も早く取り戻す」ことを誓った集会となった。
星野さん本人、三里塚反対同盟の北原鉱治事務局長などからのメッセージが参加者に配布された。