三芝百景 三里塚現地日誌 2014 10月14日(火)〜10月21日(火)
三芝百景 三里塚現地日誌 2014
10月14日(火)〜10月21日(火)
●成田空港会社は、成田市天神峰の市東孝雄さん宅にある反対同盟のヤグラや看板計4基の撤去と土地の明け渡しを求める裁判を千葉地裁に起こした、と発表した。NAAはマスコミの取材に対し、「看板は市東さんの所有ではないので改めて提訴した」と語った。(14日=1面に記事)
●成田空港活用協議会は、空港のイメージ向上や利用促進を図るため、大学や専門学校の学生からアイデアを募る計画を明らかにした。「学生の斬新なアイデアで成田空港を活性化できれば」などと語っている。成田の地盤沈下は深刻で、その危機感の表れ。(16日)●国土交通省は、羽田空港のC滑走路を現在の3000㍍から3360㍍に沖合に延長し、12月11日から使えるようにする、と発表した。現在、午後11時から翌朝6時までは、最も沖合に位置する2500㍍のD滑走路を使っているが、「A380」などの大型機が就航できなかった。そこで、C滑走路を延長し、大型機の離着陸を可能にしたい、というもの。しかしこれは周辺住民への騒音問題を深刻化させる。(16日)
●反対同盟と支援連は、第18回目の周辺一斉行動に立ち上がり、大きな成果をえた。北原鉱治事務局長はこの日も辻立ち演説を行うと同時に、2軒のお宅を訪問して直接交流した。(19日=1面に記事)
●芝山町議会議員で、「成田空港地域共生・共栄会議」の委員である稲垣弘が千葉日報に寄稿し、「地域にとっても成田空港は必要不可欠な存在として受け入れられるまでに至った」と得手勝手な持論を述べ、「第3滑走路の話もあり、今後成田空港は飛躍的に発展する可能性が大いにある」と第3滑走路推進を主張した。(19日)
●全学連三里塚現地行動隊と三里塚現闘は、10・21国際反戦デー闘争に参加した。行動隊が昼の法大包囲デモと国会・霞が関デモを闘い、三里塚現闘は渋谷大デモをやりぬいた。(21日=写真=1面に記事)