北総の空の下で 高市早苗の暴言 国会前行動を憎悪
週刊『三里塚』02頁(0903号02面08)(2014/09/08)
北総の空の下で
高市早苗の暴言
国会前行動を憎悪
8月末から9月にかけて、早くも秋雨前線による不安定な天候が続いています。水分の必要な里芋や、秋冬野菜の苗を定植するには恵みの雨ですが、トマトやゴーヤなどもう少し頑張って欲しい夏野菜は日照不足で終了が早まりそうです。
台風を避けて稲刈りが早まっている近年、この時期の雨は農家泣かせです。萩原さんの稲刈りも2回延期になりましたが、豊作で飯米が無事保冷庫に収まりました。市東さんの稲刈りは9月半ば。天気の心配をせずに決行したいものですが…。 増殖するヘイトスピーチ集団が、三里塚にも出没するようになりました。第4日曜日に、市東さん宅前の路上に現れて30分ほど口汚く騒ぎ立てるのです。「極左に脅されて反対運動からぬけられない市東さん」という筋書きを作って「極左」への憎悪を「死ね」とか「ごきぶり」とか言い募ります。
映像で、女子中学生が「朝鮮人を殺せ!」と叫ぶのを見て背筋が寒くなりました。
彼らが体現しているのは、安倍政権の本音です。安倍のブレーンであるサンケイや読売新聞の論客たちが振りまく差別史観が、ネットで拡散しています。自己責任と言われて分断された個々が、「優秀な日本民族」の幻想に絡め取られていく様は、いじめやパワハラとも通底します。
極右改造内閣の新総務大臣・高市早苗は、国会前行動を「ヘイトスピーチと同じ」と決めつけました。本当の敵を見極めよう!
北里一枝