「学生の力が必要だ」 全学連大会 萩原富夫さんが挨拶

週刊『三里塚』02頁(0903号02面03)(2014/09/08)


「学生の力が必要だ」
 全学連大会
 萩原富夫さんが挨拶

(写真 全学連大会で発言する萩原富夫さん【9月3日】)


 9月3日、4日東京で全学連大会が開かれた。その初日に、反対同盟から萩原富夫さんが参加して、連帯のあいさつを行った。萩原さんは法政大学の出身。
 冒頭、安倍政権による戦争と改憲の政治を弾劾して「反戦・反権力の砦=三里塚の重要性はますます高まっています」と述べ、自分の学生時代の経験を語った。「私が入学したのは1986年。高校三年生の時に、10・20三里塚十字路の闘いがあり、11・29国鉄分割・民営化の闘いがあった。当時は三里塚ではすごい闘いをやっているんだな、という程度の知識しかなかった」と自分の原点を紹介した。
 続いて、全学連の闘いへのねぎらいと感謝の言葉を連ねた。「今の大学は僕たちの頃の大学とは様変わりしています。キャンパスで活動できないっていうんだから、本当に許せない。学生自治会がつぶされ、学生会館がつぶされ、そういう厳しい中で自治会を再建し、大衆運動を行うみなさんの闘いに勇気づけられています」と語った。
 さらに若い世代への期待感を込めて「若い学生諸君の力がもっともっと必要です。三里塚に来て下さい。命をかけるほど夢中になる闘いを展開してください」とし、最後に10・8東京高裁弁論闘争、10・12全国集会への大結集を訴えた。「三里塚現地を見て欲しい。ここに来られるんだから10・12に来られないはずはない。特に市東さんの3万人署名を助けて欲しい」と熱烈に訴えて、あいさつをしめくくった。
 大会では、新執行部が樹立され、10・21国際反戦デーを学生総決起の闘いとして復権すること、大学における戦争協力を許さない闘いを強めること、そして、さらに全国の大学で自治会の再建を進めることを決議し、決意し、全学連のさらなる飛躍を誓った。

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