多古町長 「Bランは北へ1000㍍延伸」 騒音下住民の追い出し攻撃

週刊『三里塚』02頁(0902号01面04)(2014/08/25)


多古町長
 「Bランは北へ1000㍍延伸」
 騒音下住民の追い出し攻撃


 成田空港東側に隣接する多古町の6月定例町議会で、菅澤英毅町長は、B滑走路延長について次のように答弁していたことが判明した。
 「この首都圏空港機能強化技術検討小委員会の示す内容を検討してみますと、Bランの3500㍍への延伸につきましては、北側に延伸だ、ともっぱら言われていると言うレベルでございます」。
 7月8日に出た首都圏空港機能強化技術検討小委員会の「中間とりまとめ」では第3滑走路増設、発着回数の4万回増便と並行して「B滑走路は3500㍍にする」という案が明記されている。つまり現在の2500㍍滑走路を1000㍍延長しようということだが、南北のどちらにするかは書かれていない。
 しかし、菅沢町長の答弁によると、北側への延伸が想定されていることになる。現在、騒音問題への怒りが最も強い旧下総町の住民に騒音をふりまくだけではなく、今度は家屋敷ごと追い出すという、とんでもない攻撃だ。住民無視のBラン北側延伸を、反対同盟と周辺住民の連携した力で必ず粉砕しよう。現在、LCCをはじめとした航空会社が、最も要求しているのが24時間空港化である。8月26日には、首都圏の自治体を集めた「首都圏空港機能強化の具体化にむけた協議会」なるものが始まった。10・8〜10・12闘争の力で粉砕しよう。
このエントリーをはてなブックマークに追加