労働者階級の団結の力で 辺野古基地建設阻止を

週刊『三里塚』02頁(0902号01面03)(2014/08/25)


労働者階級の団結の力で
 辺野古基地建設阻止を

(写真 8・17日比谷集会に1830人の大結集/東京・日比谷公会堂に1830人の労農学市民を集めて、戦争反対の歴史的「日比谷宣言」を発した8・17大集会。反対同盟も参加した)

 日帝・安倍政権は8月14日、沖縄辺野古基地建設のため、名護市沖合に立ち入り制限区域を示すブイとフロートの設置を行い、18日には海底のボーリング調査に着手した。沖縄の労働者階級の怒りが、安倍政権の戦争と改憲政治に対して、沸騰点に達している。
 沖縄の人民は普天間基地の撤去を口実にした辺野古基地建設に対して、何度も「ノー」の意見表明を行ってきた。
 こうした沖縄労働者階級を先頭にした「新基地建設反対・基地撤去」の意志を日帝・安陪政権は国家暴力をもって圧殺し、アジア侵略・勢力圏化の要石として沖縄基地強化に走ろうとしているのだ。
 一方では「沖縄基地の負担軽減」と称して、オスプレイの本土訓練、配備の攻撃も強化している。
 しかしこれらの攻撃こそ、新自由主義の崩壊という安倍政権の危機的姿そのものである。安倍政権はただただ仲井真知事の新基地埋め立て承認という暴挙に依拠し、11月の知事選挙までに工事をごり押しし、既成事実を積み重ねることで沖縄の労働者階級の闘いを圧殺しようとしているのだ。
 しかし労働者階級の怒りと闘いは県知事選挙そのものをのりこえて爆発していく。こうしたうねりを圧殺するために、安倍政権は辺野古に対して、機動隊と海上保安庁、民間警備会社を全国動員して徹底的に弾圧を加えることしか手段がないのだ。
 そのことは革命の火薬庫としての沖縄に火をつけ、階級対立を安倍政権の側からますます非和解化させることしかもたらさない。それは、体制内規制指導部の思惑をも超えた沖縄労働者階級の根底的決起の情勢を熟成させる。
 国鉄闘争と沖縄・福島・三里塚の闘いを一体的に闘おう。国鉄決戦を基軸にして、基地労働者を先頭とする沖縄の階級的労働運動の前進をかちとろう。
 日本サービス労組(IJBS労組)を先頭に、沖縄の地に労働運動の新時代が切り開かれつつある。そのことを通して形成される階級的団結が、安倍政権を打倒し戦争を阻止し、新基地建設を阻むのだ。
 8・17日比谷大集会は、辺野古新基地建設攻撃への労働者階級の最大の反撃として成功した。
 2010年代中期階級決戦を爆発させ、安倍政権を打倒しよう。そして辺野古新基地建設攻撃にとどめを刺そう。
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