全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 三里塚との結合を 「絶対反対」輝く時 全学連三里塚現地行動隊長
週刊『三里塚』02頁(0900号02面01)(2014/07/28)
全学連三里塚現地行動隊日誌
市東農地決戦の先頭に立つ
三里塚との結合を
「絶対反対」輝く時
全学連三里塚現地行動隊長
(写真 7月21日の「A君奪還」を掲げたデモ 【東京・早稲田】)
7月1日、安倍政権は集団的自衛権の行使容認の閣議決定を行い、沖縄・辺野古新基地建設や原発再稼働にむけた動きを加速させています。歴史を画する大反革命です。戦争政策と一体で、安倍政権は「新成長戦略」を推し進め、「法人税減税」や「労働規制緩和」と並んで、人間の生きる根幹にかかわる農業までをも金儲けの道具にして資本に売り飛ばす「攻めの農業」を叫んでいます。
しかし、こうした安倍政権の凶暴化は、いまだに動労千葉を先頭とする階級的労働運動・国際連帯を壊滅させられていない焦りのあらわれであり、国家・資本の脆弱性そのものです。我々が、学生自治会・労働組合に根を張り団結を拡大できるか否かに歴史的転換の一切はかかっています。何より、「戦争か革命か」をかけた青年・学生の決起が始まっています。あらゆる怒りと結びつき、階級的労働運動の発展を勝ち取ろう! 全国に学生自治会を作ろう!
安倍政権による戦争政治・生活破壊を現場から打ち砕く闘いとして三里塚闘争の位置はますます高まっています。
第3滑走路は軍用滑走路だ
第3滑走路計画は、羽田と一体で成田の空港機能を強化し、アジア勢力圏化の拠点とする攻撃であると同時に、軍用機にしか必要ない3500㍍化を推し進め、成田を兵站出撃基地とする戦争政策です。反対同盟の闘いがある限り一歩も進まないことに焦った国家権力は、用地取得の見込みもないままキャンペーンを始め、東京オリンピックをてこに発着枠を拡大しようと狙っています。
7・13現地闘争は、この安倍政権の攻撃を打ち破る決定的な情勢を切り開きました。昨年5月以来毎月行われてきた一斉行動が実を結び、地元からの住民参加がかちとられ、地元住民との具体的結合が開始されたのです。
さらに、闘争後には、首都圏学生運動復活会議の仲間を中心に反対同盟との交流会が行われ、「三里塚闘争と連帯する学生運動」、青年・学生が三里塚闘争を担う「新たな三里塚闘争」の発展の基礎がうち固められました。
国家権力による政治弾圧と徹底的に向き合い、闘う中でこそ真の団結は築かれるということを三里塚闘争の歴史は示してきました。
「一切の話し合い拒否、農地死守、実力闘争」という三原則を貫いて労農同盟・国際連帯を勝ち取ってきた根底には弾圧との非妥協的闘いがあったのです。
法大闘争もまた、「一人の仲間も見捨てない」、「これ以上の大学の暴挙を絶対に許さない」という原則を弾圧をはねのけ貫いてきました。その最先頭に立っているのが、東京拘置所に不当勾留中の法大文化連盟委員長の武田雄飛丸君です。武田君のように闘う学生の輪が首都圏を中心に大きく広がろうとする中で、国家権力は恐怖しています。
7月6日、早稲田でのカウンターデモで不当逮捕されたA君への弾圧も学生運動つぶしであり、排外主義者が国家権力と一体で仕掛けた学生運動破壊の弾圧です。絶対に許すことはできません。しかし、7月21日には、「WE SPEAK OUT!! 学生逮捕とヘイトスピーチに抗議するデモ IN早稲田〜高田馬場」が打ち抜かれました。さらなる運動に向け、現地行動隊も全力で闘いたいと思います。
全学連大会への結集の規模が一切を決する情勢に突入しています。武田君のように闘うリーダーを生み出し、学生自治会の全国的建設に向け闘おう!全学連大会の成功から10・8控訴審第三回弁論―12三里塚全国集会に攻め上ろう!