杉並区議補選 北島候補4332票獲得 労組拠点建設の展望開く
週刊『三里塚』02頁(0899号02面04)(2014/07/14)
杉並区議補選
北島候補4332票獲得
労組拠点建設の展望開く
(写真 杉並区民と固い握手をする北島邦彦候補【6月28日 荻窪】)
6月29日に投票が行われた杉並区議会議員補欠選挙に、東京西部ユニオンの北島邦彦副委員長が立候補して闘い、4332票(9位)票を獲得し大きな勝利の地平を切り開いた。
6月22日に告示された同選挙で北島候補は真っ向から「安倍政権打倒」を訴えて奮戦した。同時に長年地域と共に育てられてきた児童館を全廃するという政策を打ち出した田中良・杉並区政に対しても「公務員の非正規化、民営化を絶対許さない。田中区政打倒を」と訴えた。
最終日となった6月28日の街頭演説会(阿佐ケ谷、荻窪)は感動的な息吹にあふれていた。「安倍を倒す、安倍政治は許さない、この声を安倍政権と真向から激突している私北島に投票する形で表してください」と声の限りに訴えると、青年を中心に立ち止まって聞き入る光景が相次いだ。 2月の都知事選を闘った鈴木達夫弁護士、5月に泉佐野市議選で勝利した国賀祥司さん、国鉄1047名解雇撤回を闘う国労闘争団の羽廣憲さん、小玉忠憲さん、国労郡山工場支部の橋本光一さんをはじめ多くの応援演説が北島さんを後押しした。
中でも東京西部ユニオン委員長の吉本伸幸さんは、連日応援演説に、労組回りにと奮闘した。
闘いぬいた北島候補は語っている。「今回の選挙戦を階級的労働運動派としてきっちり闘い労組拠点建設の展望を開いた。4332票には大きな意義がある。新しいものをかちとった」
街宣隊を中心になって担った全学連の学生たちも「労働者の怒りの先頭で闘う人格として北島さんがいて、全体で団結できた。安倍に鉄槌を!という4332票だ」「共産党にも裏切られやっと本物の候補に会えたと涙ながらに語る女性、友人が過労死で殺されたと言い『前進』を買った女性。北島さんはじめ僕たちの存在が求められていることを実感した」などと、年初の都知事選で切り開いた地平を圧倒的に拡大し、勝利した充実感を語った。
この力で安倍政権打倒へ。