団結街道

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週刊『三里塚』02頁(0899号01面05)(2014/07/14)


団結街道


 「戦争への道を阻止しなければならない。それは、どんな困難があろうとやり遂げなければいけない課題だ。それをなしうる力は労働者の団結した闘いの中にある。時代への危機感を集めよう。渦巻く怒りの声の先頭に立とう。今こそ、闘う労働運動を甦らせよう」▼以上は安倍政権の集団的自衛権閣議決定に対して、動労千葉が発した声明の一部だ。この声明を読んだ時、杉並で区議補選を闘った東京西部ユニオン副委員長・北島邦彦氏の街頭演説を思い起こした▼安倍への怒り、戦争への怒り、労働者への信頼にあふれていた。マイクからエネルギッシュに語っては、聴衆の間を駆けめぐり言葉を交わす。一緒についていた学生ボランティアが置いてけぼりになることもしばしばだった▼NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)の機関紙に掲載された彼のインタビューを読んた。クビを覚悟したという85年三里塚10・20戦闘の話に思いを重ね、タイムスリップしながら、資本と真っ向から渡り合った若き日の労組活動談に惹かれた。「こんな原点があったのか」と▼あれから時を経て、今さらながら総評解体・労組破壊に怒りを覚えるが、闘う労働組合の拠点を生み出した北島選挙は胸躍る勝利だ▼「時代への危機感」は充ち満ちている。闘う者が時代を切り開く時だ。7・13を出発点に第3滑走路阻止へ、三里塚も新たな闘いに入る。
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