ピンスポット 国交省によるパイロット乱造許すな 〝命より金もうけ〟 LCC救済で資格審査を規制緩和
週刊『三里塚』02頁(0899号01面04)(2014/07/14)
ピンスポット
国交省によるパイロット乱造許すな
〝命より金もうけ〟
LCC救済で資格審査を規制緩和
(写真 パイロット養成に関わる規制の緩和方針を報じる新聞各紙【6月26、28日】)
国土交通省は、パイロット不足で欠航が相次ぐ格安航空会社を救済するため、パイロット資格の大幅な規制緩和を検討していることが、6月26日報道された(日本経済新聞ほか)。
まず、年齢制限。現在64歳以下としているものを65〜66歳以下に引き上げる。諸外国は大半が64歳以下で、日本だけが年齢制限緩和に踏み切る。さらに乗務時間の延長だ。現在「1カ月で100時間以内、3カ月で270時間以内」としている制限を大幅に緩める。
さらに外国人パイロットの導入を進めるため「海外ライセンスの保持者に対する試験内容を簡素化」「航空会社の自社育成を促すため、訓練を実際の飛行機でなくシミュレーターで代用することも認める」など。
典型的な「安全より金もうけ」の規制緩和を弾劾せよ。