5・2 動労千葉ストに決起 〝CTSの安全無視許さぬ〟
週刊『三里塚』02頁(0895号02面04)(2014/05/12)
5・2 動労千葉ストに決起
〝CTSの安全無視許さぬ〟
(写真 出勤する労働者に5・2ストを訴える動労千葉【千葉市幕張】)
動労千葉は5月2日、幕張車両センターで始業時から午後1時まで、「外注化―強制出向粉砕! 反合・運転保安確立」を掲げてストライキに立った。スト対象となったのは幕張支部所属で千葉鉄道サービス(CTS)に強制出向に出されている組合員13人だ。このストライキで、動労千葉の外注化粉砕闘争は反合・運転保安闘争そのものとして貫かれる新たな段階に突入した。
このストは、CTSがこの日から、昨年春に採用したプロパー社員(CTS直雇いの正社員)を仕業検査に従事させるという安全無視の暴挙を強行することに対する抗議の闘いだ。CTSプロパー社員の労働者は、JRに出向して交番検査(機能保全)の業務に従事したことは半年間しかない。
国鉄時代は10年以上経験したベテランでなければできない仕事だった。そうした業務を、CTSはまともな教育や訓練もせず、経験も積ませないまま、入社1年の労働者にやらせるというのだ。もし事故が起きたら、全責任をその労働者に押し付け、切り捨ててくることも目に見えている。
午前7時半、幕張本郷駅前に動労千葉組合員を先頭に支援する会の労働者を含め70人が結集した。幕張車両センターに出勤してくる労働者にともに闘うことを呼びかけ、道行く人びとに「外注化は鉄道の安全を破壊する」と訴えた。職員用通用口には動労千葉の組合旗が翻り、JRとCTSを圧倒した。
川崎昌浩執行委員、幕張支部の山田護支部長、青年部の木科雄作さんが外注化粉砕の決意を語った。CTSの13人は断固としてストを貫徹し闘いぬいた。