「TPP交渉をやめよ」 3・30労農学1200人がデモ
週刊『三里塚』02頁(0893号02面06)(2014/04/14)
「TPP交渉をやめよ」
3・30労農学1200人がデモ
(写真 「もうやめよう! TPP交渉」とデモする1200人の労農学市民【3月30日 東京・銀座))
TPPに反対する労農学市民は3月30日、東京・日比谷野外音楽堂で、「もうやめよう!TPP交渉 3・30大行動」を開催し、集会・デモを闘った。三里塚から現闘員も参加した。
集会には全国各地の農民や医療労働者、消費者ら多様な団体の代表者・個人1200人が参加した。主催は実行委員会。「TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」の呼びかけ人の醍醐聰東大名誉教授、TPPに反対する弁護士ネットワークの中野和子事務局長、主婦連会長が協同代表を務めた。同会長は開会にあたって「農業・農民の利益を守るという約束を破るな」と訴えた。
滋賀県日野町の藤澤直広町長は「金もうけ主義ではなく誰もが支え合う社会を築こう」と呼びかけた。JA全青年組織協議会の副会長は「一人ひとりがメッセージを発して!」と述べ、岩手県の生協連は「TPPは被災地をさらに窮地に追い込む」と叫び、沖縄県の農家は「関税が撤廃でサトウキビはすべてなくなる」と危機感を表した。集会には「日本の運動に勇気づけられている」として、米国、豪州、ニュージーランドでTPP反対運動を行っている団体からのメッセージが読み上げられ、参加者を激励した。デモは銀座までの1・5キロ。トラクターや着ぐるみでの行進、手作りの横断幕などで道行く人びとにアピールした。