3・16一斉行動 〝訴え浸透し始めた〟 168筆の署名集める 「同盟ニュース」威力発揮

週刊『三里塚』02頁(0892号02面02)(2014/03/24)


3・16一斉行動
 〝訴え浸透し始めた〟
 168筆の署名集める
 「同盟ニュース」威力発揮

(写真 成田市名古屋【旧下総町】で辻立ち演説を行う北原事務局長【3月16日】)


 3月16日、反対同盟と支援連は11回目の空港周辺地域一斉行動を行い、3・23全国集会と26日の農地裁判控訴審弁論へ向けての意気込みを表した。
 午前9時、天神峰の市東さん宅離れに、反対同盟、現地支援が集合して打ち合わせ。農地取り上げに反対する署名はこの時点で6150筆と発表された。発言を促された市東孝雄さんが「出足は好調だが油断せず、今後も、一筆一筆を大事に3万へ向けて集め、東京高裁の貝阿彌裁判長に突きつけよう」と、奮起を促した。萩原富夫さんは、「3・23集会まであと1週間。これまでより幅広い交流を目指し、集会も工夫をこらした。たくさんの人に声をかけて、大結集を実現しよう」と訴えた。
 この日発行された「反対同盟ニュース」第6号(写真)の内容は、3月26日の第1次提出に向けた署名への協力の呼びかけに始まり、自民党成田空港推進議連による「3本目の滑走路」要求を弾劾するとともに、3・11反原発福島行動への反対同盟の参加報告、さらにドイツの反原発活動家ケアスティン・ルーデックさんと反対同盟の交流紹介など、盛りだくさんだ。このニュースと署名用紙を携えて、全員が空港周辺の担当地域に散っていった。

辻立ち演説で

 北原事務局長はこの日も辻立ち演説。旧下総町西大須賀、名古屋、多古町五辻でマイクをとった。「騒音と公害をまきちらす成田空港は住民にとっていらない。反対同盟は空港の廃港まで闘い続ける」と訴え、「私たちとともに声を上げましょう」と声を張り上げた。
 ある支援が回った下総町の騒音直下の家では「この騒音を何とかして欲しい」とあらためて怒りの声。今の朝6時からの規制を朝5時にしようとする策動への不安を訴え、「6時ぴったりに一斉に着陸してくる。それが5時になったら大変な睡眠妨害だ」と語っていた。
 伊藤信晴さんは「署名に何度も回るが、毎回出て来る人が違ったりする。でも署名してくれる。今日はたまたま居合わせたお客さんも署名してくれた」と11回目になる反対同盟の行動の浸透ぶりを語っていた。
 夕方の集約で、この日168筆の署名が集まったことが確認された。それぞれが一軒一軒を訪ねて対話を積み重ね、奮闘した成果だ。
 4月20日に12回目の一斉行動を行うことを最後に確認して解散、それぞれが3・23〜26への準備に入っていった。

このエントリーをはてなブックマークに追加