ピンスポット 反原発活動家 独のケアスティンさんが来訪 反対同盟と交流 「48年の闘いに感激した」
週刊『三里塚』02頁(0892号01面05)(2014/03/24)
ピンスポット
反原発活動家 独のケアスティンさんが来訪
反対同盟と交流
「48年の闘いに感激した」
ドイツ北部のゴアレーベンという村で、1977年から核廃棄物の最終処分場計画に反対している住民運動の女性活動家・ケアスティン・ルーデックさんが3月13日、三里塚を訪れ反対同盟と交流した(写真)。
ゴアレーベンでは1977年に核廃棄物の最終処分場が計画されたことに対して、地元住民を中心に反対運動が爆発。ドイツ全土からの支援も得、37年の闘いの後に、計画をいったん白紙撤回させる勝利をかちとった。
ケアスティンさんはその反対同盟の前委員長。3月11日に郡山で開かれた「反原発福島行動'14」に参加するために来日したが、ドイツでも有名な三里塚の闘いと交流するため反対同盟を訪れた。
ケアスティンさんが、ドイツ当局の住民切り崩しのやり方について説明すると「どこの国でも同じだね。まず大金をちらつかせての買収、その次は弾圧、いやがらせ」と市東さんも納得顔で応答した。82年に住民が三里塚を訪れたフランクフルトでも「空港反対闘争は闘いは続いている」と話し、フランスでの空港反対闘争も教えてくれた。「連絡を取る手助けをしたい」と協力を約束、熱い交歓となった。