ピンスポット 国交省が3本目の滑走路を論議 空港検討委が会合 住民の怒りで粉砕しよう
週刊『三里塚』02頁(0890号01面05)(2014/02/24)
ピンスポット
国交省が3本目の滑走路を論議
空港検討委が会合
住民の怒りで粉砕しよう
1月31日に国土交通省で開催された「首都圏空港機能強化技術検討小委員会」(写真)の第3回会合で、成田空港と羽田空港の容量拡大が論議された。会議後に行われた記者会見で家田仁委員長(東大教授)は「羽田と成田の容量を上げる方策を検討した」と述べた。具体的には「滑走路を『延ばしてみる』『移してみる』『新しく造る』ことを論議した」と語った。つまり成田空港について言えば、3本目の滑走路を造るか、あるいはB滑走路の北側千㍍延伸について検討した、という意味だ。地元住民を無視した空港利権のさらなる拡大論議を許してはならない。
同委員会は3月末に報告書を出すことになっている。1月15日に、成田市商工会議所、千葉県経済同友会などが、3本目の滑走路建設を求めて要望書を提出したが(本紙既報)、要望はこの委員会に対して行われたものだった。
「3本目」にせよ「千㍍北延伸」にせよ、もたらされるのは周辺住民の追い出しだ。怒りはいっそう高まっている。反対同盟と周辺住民の怒りで成田空港を包囲しよう。「容量拡大」と称した騒音地獄の深刻化を粉砕しよう。