2・16国鉄労働者集会へ 最高裁決戦へ10万筆署名を

週刊『三里塚』02頁(0889号01面03)(2014/02/10)


 2・16国鉄労働者集会へ
 最高裁決戦へ10万筆署名を

(写真 1月22日、動労千葉は最高裁への署名提出行動を行った)

 「国鉄分割・民営化で不当解雇から27年」2・16国鉄集会は、東京・北海道・九州の全国3カ所で開催する。「あの日を忘れるな!国鉄労働者1047名の解雇撤回!」の国鉄労働者の怒りを自らものとして、解雇撤回・JR復帰の最高裁闘争の決戦陣形を構築し、破綻した新自由主義を労働者の団結で打ち破ろう。
 2・16集会は、東京高裁9・25判決の歴史的地平を引き継ぎ、最高裁闘争勝利へ新たな攻勢をかけるものだ。9・25東京高裁・難波裁判長は、一審に続き不当労働行為を認定した。国鉄幹部とJR設立委員長が話し合って不採用基準を作った事実が暴かれた。しかし、難波裁判長は「JRにも採用の自由がある」と言い逃れ、解雇撤回を拒否した。こんなごまかしは必ず粉砕できる。
 最高裁で不当労働行為を最後的に確定させ、解雇者のJR復帰をかちとる展望を開く力は、10万筆署名だ。すでに1月22日、第1次分として1万7416筆の署名を提出した。集会の成功をばねに全国的な署名運動を猛然と展開しよう。
 動労千葉は、2014年冒頭から外注化粉砕の闘いに突入している。1月22日に出向命令無効訴訟第5回弁論が闘われ、2月3日に「ライフサイクル撤廃!北嶋君を取り戻すぞ!」千葉運転区前抗議行動が闘われた。出向命令無効訴訟では、JR職場の偽装請負の実態を次々と追及した。
 JRはそれまでの「反論など必要ない」という態度から一転して具体的な事実をめぐって反論せざるをえなくなり、、かつ偽装請負の問題については関係ないと開き直った。違法の外注化なら、今すぐ業務と仲間をすべてJRに戻さなければならない。また、2・3ライフサイクル撤廃闘争では、千葉運転区支部の北嶋君が、ライフサイクルで千葉駅に配転されて丸3年を迎えたにもかかわらず、JR千葉支社は満期日の復帰を拒否しようとしていることを弾劾した。
 さらにJR千葉支社は、会社が業務命令で駅に残す者を決めると言いはじめた。当局は、運転職場に戻るための蹴落とし合いを行わせ、労働者としての団結を破壊しようとしているのだ。
 JR北海道にみられる安全崩壊は、全JRすべてで同じだ。民営化と外注化の進展によって労働者と乗客の安全が破壊され続けている。
 これに対して、動労千葉は反合運転保安闘争を闘い、資本のあくなき利潤追求に労働者の団結で自らの職場を守ることを対置し、新自由主義の極限的な搾取に叩き込まれている青年労働者や非正規労働者の希望となっている。
 3・23三里塚全国集会の結集と3・26東京高裁闘争勝利のためにも、国鉄闘争と反原発闘争の前進が必要だ。国鉄闘争と結合し、福島の怒りと連帯を深める中から三里塚・市東さん農地闘争の勝利も切り開かれる。国鉄・福島・星野・改憲阻止の四大闘争の勝利を土台に、動労千葉を先頭とした6千万労働者と、反対同盟・全国農民会議を先頭とした260万人農民との労農連帯の展望をこの中で打ち立てよう。
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