鉄道労組に連帯を 韓国民主労総 2・25にゼネスト

週刊『三里塚』02頁(0888号02面04)(2014/01/27)


 鉄道労組に連帯を
 韓国民主労総 2・25にゼネスト


 1月18日、韓国・民主労総はソウル駅広場で集会を開き、2月25日「パククネ退陣、民営化および年金改悪阻止・鉄道労組弾圧粉砕」の国民ゼネストを明らかにした。
 この日の集会には鉄道労組組合員約 5千人をはじめ、民主労総組合員約1万人が参加、また同時に全国10地域でも開かれ全韓国での総決起となった。昨年12・28の10万人集会に続き、14年冒頭から韓国階級闘争はゼネストに突き進んでいる。
 シンスンチョル委員長は大会発言で「闘争の始まりになる2・25ゼネストは、労働者、農民、貧民も共に立ち上がる。権力と資本の貪欲に対抗するすべての国民の闘争になる」とあいさつした。
 昨年23日間のストをやりぬいた鉄道労組は、新年冒頭キムミョンファン委員長など4人の指導部が拘束される不当弾圧を受けた。これに対して新指導部を組織し、この日の集会に全国上京闘争を展開、「2月に2次総力闘争」をすると宣言した。イヨンイク委員長職務代理は「委員長の闘争精神を受け継いで、水西発KTX分割・民営化阻止と民主労組死守のために全身を投じる」と発言した。キムミョンファン委員長も書簡で「拘束ではわれわれの闘争を止められない」「昨年、歴史的なストライキは終わったが、新年には国民と約束した民営化阻止闘争を力強く展開しよう。早いうちに闘争の現場で仲間たちとお目にかかる」と檄を飛ばした。
 また、2・25ゼネスト勝利のため組合員賛否投票に突入した金属労組のチョンギュソク委員長は「金属労組15万組合員は、 2月25日の国民ゼネストに力強く進軍する」と明らかにした。「医療民営化阻止」のための本格的な闘争に突入する保健医療労組のユジヒョン委員長は「保健医療、鉄道、教育などの公共分野は、金もうけの対象ではない。国民の反対にもかかわらず政府が医療民営化を強行すれば、保健医療労組は全面ストライキで阻止する」と発言した。
 韓国労働者階級は、民主労総を先頭にパククネ政権の韓国鉄道の民営化攻撃とスト報復逮捕、全教組・公務員労組への弾圧とさらなる非正規職化攻撃に総力挙げた階級決戦に入った。2・25ゼネストに向けた攻防はすでに開始され、一日一日と緊迫しそれ自体が文字通りの決戦となっている。韓国労働者階級は、新自由主義攻撃の核心である民営化・外注化、非正規化を粉砕する世界労働者階級の政治決戦の先頭に立っている。
 日韓労働者の国際連帯で2・25ゼネストをかちとり、パククネ政権の労組破壊攻撃を粉砕しよう。日本の労働者は、民主労総の非正規職労働者の闘いの組織化、労働組合の組織拡大と拠点建設に学び2・16国鉄労働者集会の成功へ。都知事選の勝利へ。
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