土地収用相次ぐ台湾から テレビ局が取材に

週刊『三里塚』02頁(0887号02面04)(2014/01/13)


 土地収用相次ぐ台湾から
 テレビ局が取材に


 12月10~11日、台湾の公共放送である客家テレビが三里塚取材のため、現地を訪れた。初日は、市東孝雄さんの農作業風景を撮影。さらに敷地内天神峰、東峰、十余三など現地調査を行った。2日目は北原事務局長、萩原進事務局次長、市東孝雄さんのインタビュー。そして産直出荷作業をした。
 その映像が1月4日と11日に台湾現地で放送され、日本でも見ることができた。萩原さんの話が印象に残った。萩原さんは取材陣を自宅前の畑に案内して、戦後開拓の苦労を説明していた。「この堆肥は落ち葉を寝かせて1年かけないとできない。この堆肥で作った農地を空港のコンクリートの下にしちゃあいけない」と、熱く語っていた。市東さんも「大正の代に私のじいさんが開拓した畑。土地がなくては百姓はできない。この農地を守る」と静かに語っていた。台湾でも農地の収用事件が頻発している。三里塚が注目されているという。新聞社の取材も予定されている。
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