全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 青年・学生の決起で歴史を動かそう! 行動隊 年頭の決意

週刊『三里塚』02頁(0886号02面01)(2014/01/01)


 全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 青年・学生の決起で歴史を動かそう!
 行動隊 年頭の決意

(写真 市東さんの農地を守る闘いの先頭に立つ行動隊【2月18日 千葉地裁前】)
 世界大恐慌―3・11情勢が深化し、新自由主義の大崩壊が始まる中で、支配階級は分裂し、東アジアをめぐる争闘戦が激化している。大恐慌の根底にある「過剰資本・過剰生産力」の矛盾を資本主義は解決できず、超金融緩和政策の繰り延べで息継ぎしているにすぎない。
 安倍政権は治安弾圧を強化しつつ大失業と戦争へと絶望的に突進している。一方で、労働者階級の生きんがための革命的大衆行動の爆発が始まった。安倍を打倒する怒りが地に満ちている。
 今年は、この怒りを束ね、戦争・改憲、原発推進の安倍政権を打倒し、プロレタリア独裁権力を打ち立てることができるのか否かの大決戦だ。
 昨年の国鉄闘争を圧倒的基軸にすえた闘いは、新自由主義攻撃の一切をひっくり返す展望を切り開いた。9・25判決は、「民営化・外注化・非正規化」の突破口としてあった国鉄分割・民営化における採用差別が不当労働行為であったことを反動の牙城・東京高裁に認めさせたのだ。
 今こそ「解雇撤回・JR復帰」の新たな10万筆署名と「反合・運転保安闘争路線」を武器に「解雇撤回、外注化・非正規職撤廃、被曝労働・戦争協力拒否」の闘いを推し進め、職場・キャンパスに労働組合・学生自治会権力を打ち立てよう。
 同時に、その力をもって、反戦・政治闘争に決起しよう。「労働組合は労働者階級の結合の手段であり、階級対立をともなう旧来の全社会の転覆のための準備手段」だ。敵を撃破しようとする者は、闘いの費用を論議などしない。労働者階級は賃金から節約しうるすべてを注ぎこみ、革命的行動を生活の最大の楽しみとして決起してきたのだ。
 三里塚闘争もまた、安倍打倒の最先端の政治的攻防点だ。世界革命の根拠地として47年にわたり絶対反対・実力闘争を貫き、日帝の戦争政策・農業政策・航空政策の破綻を強制し続けている「反戦・反権力、労農同盟・国際連帯の砦」だ。生産を担う労働者・農民が社会の主人公としての歴史的使命を自覚し、青年・学生が社会の未来を体現し、国境を越え団結したときに歴史は動く。
 切りひらいてきた地平が巨大であるからこそ、反対同盟・市東孝雄さんにかけられている攻撃が凶暴化している。第3誘導路の供用、飛行時間の制限の緩和による騒音・振動・排気ガスでの生活・営農破壊を絶対に許してはならない。
 裁判闘争においては、現闘本部裁判で認めなかった大法廷での開廷を認めさせ、空港会社が偽造した同意書・確認書の作成経緯等についての文書提出命令をかちとった。 もとより、反対同盟は裁判所に対する幻想は一切持っていない。しかし、絶対に勝利すると宣言している。「金・暴力・法律」をもって生きる誇りを踏みにじる国家・資本への怒りを燃やし、自らの闘いがもつ階級的意義について確信しているからだ。昨年、反対同盟は8回にわたる一斉行動で周辺住民の組織化を開始した。市東さんの「何を仕掛けてきても一切動じない」「裁判所を押しつぶす勢いで闘う」という決意にこたえ、一人でも多くの青年・学生に援農・現地調査に来てほしい。ひとたび現地に来れば闘う勇気と勝利の確信を得ることができる。
 反対同盟パンフを武器に新たな3万人署名を全力で集め、職場・キャンパス丸ごとの決起で霞が関に攻め上ろう。東京・芝公園で開催される3・23全国集会―3・26第1回控訴審への大結集をかちとり、東京高裁を十重二十重に包囲しよう。
 全学連は、昨年の広島大学生自治会再建の勝利を踏まえ、法政大・沖縄大・福島大~全国で自治会権力の樹立・維持・発展に向け全力で闘うことを確認した。そして福島―沖縄―三里塚をがっちりと結合させ反戦・政治闘争の先頭に学生自治会が立つ決意を固めている。2014年、北総台地に労組旗・自治会旗を林立させ青年・学生が先頭に農地決戦勝利に向けともに闘おう。

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