220号ー未曽有の情勢への突入と11月決戦

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【内容紹介】
▼今年の8月6日広島は、市当局によって違法・不当な平和公園入場規制=集会禁止攻撃がかけられました。これにたいして、前夜からの泊まり込み・座り込みの青年・学生を先頭に650人が8月6日朝の原爆ドーム前集会を実力で貫徹しました。この集会とそれに続くデモは、演説中の岸田首相やイスラエル・アメリカの駐日大使ら直撃し、式典を大いに揺さぶりました。新たな戦争(米日による中国侵略戦争)のために広島の反戦反核闘争をつぶすという支配階級・岸田政権の狙いは完膚なきまでに粉砕されました。そして、被爆者を先頭とする広島・長崎―全国の労働者民衆の怒りに追いつめられて、岸田首相はついに打倒されました。
▼今、ウクライナではすでに2年以上もロシア軍とアメリカ・NATOを後ろ盾とするウクライナ軍とが、近代兵器をぶつけあい、あわせて10万人規模の戦死者、数十万人規模の戦傷者を出しながらの「大戦争」(かの日露戦争が1年半だったことを考えても「大戦争」です)を続けています。ガザでは、アメリカの支援を受けるイスラエル軍の虐殺戦争が延々と続き、中東全域への拡大も予断を許しません。これらの戦争の巨大な背景として、アメリカと中国の対立が軍事・政治・経済・技術などあらゆる面で拡大し、どんどん深まっているということがあります。こうして今、間違いなく第3次世界大戦への巨大な歯車が回りだし、はずみがつきはじめています。この問題について全面的に解き明かしたのが、秋月丈志・革共同書記長による巻頭論文(「帝国主義の中国侵略戦争とは何か? スターリン主義をどうとらえるか?」)です。また今号は、全学連主催の「革共同・清水丈夫議長と語る21世紀革命の展望」(新入生歓迎企画・トークセッション)が、大幅に加筆されて収録されています。

【共産主義者220号 もくじ】
(1)帝国主義の中国侵略戦争とは何か? スターリン主義をどうとらえるか?
革共同第9回大会第2報告の核心点について
秋月丈志

(2)3労組攻防の決戦かちぬき、11月集会の大結集を!
労働法制大改悪―労働基本権破壊に大反撃しよう
鳴海直也

(3)パレスチナ連帯で決起するアメリカ学生運動
ベトナム反戦超えるガザ虐殺弾劾の歴史的大闘争
村上和幸

(4)清水議長と全学連が討論会
世界戦争阻み、ともに21世紀革命へ

(5)深刻化する日帝経済の絶望的危機
緩和策の矛盾は解決不能 活路求め戦争経済へ転換
諸岡鉄司

(6)世界戦争か革命か 未曽有の情勢への突入と11月決戦
革共同9回大会路線を貫き闘おう