213号ーウクライナ戦争を革命へ

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【内容紹介】
7月8日、安倍元首相が41歳の元海上自衛官に手製の銃で射殺されました。都合8年8か月にもわたって戦争と新自由主義の政策を強行し、国家権力を私物化して数かずの犯罪行為を繰り返し、そのすべてを居直ってきた安倍元首相にたいして、多くの人びとが煮えたぎるほどの怒りと憎悪を募らせてきました。そういうなかで、今回の事件はある意味「必然的」に引き起こされた言えます。また、今回の事件を契機として、統一教会(宗教を装う反共団体)という日本帝国主義・支配階級の「暗部」が暴き出されたこともきわめて重要な意味をもっています。安倍国葬への抗議は至るところで噴出しています。こうした声の最先頭で中核派は安倍国葬粉砕の実力闘争に立ち上がります。
▼6月末のG7サミットとNATO首脳会議は、ウクライナ戦争を激化させ、米日を先頭として中国侵略戦争―世界戦争に突進していく歴史的転換を示しました。NATOの行動指針を決める「戦略概念」では、ロシアを「最も重要で直接の脅威」と定義したばかりでなく、初めて中国に言及し「体制上の挑戦」を突きつけているとし、中国とロシアを念頭に「高強度・多領域の戦争遂行」が明記されました。このように帝国主義諸国は、戦後世界体制の最後的崩壊の果てに世界戦争に突進しています。7・8安倍銃撃事件は、こうした内外情勢のなかで、それと一体で起きており、それは「戦争か革命か」の歴史選択をかけた激動情勢の到来を告げ知らせています。
▼戦争が現実化している今だからこそ、真に闘う路線が求められています。反帝国主義・反スターリン主義にもとづく路線と闘争こそが世界戦争を止めることができるし、人類の未来を切り開くことができます。時代と切り結ぶ中核派の政治・理論機関紙『共産主義者』の第213号をお送りします。今回の最大の柱は、革命的共産主義者同盟(中核派)の秋月丈志書記長による「反帝・反スターリン主義とは何か」です。

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【共産主義者213号 もくじ】

(1)世界大戦を阻止する労働者階級の団結を
戦争・物価高騰に「生きさせろ」のゼネストを!
村雨省吾

(2)戦時下で加速するインフレ
新自由主義が崩壊し世界戦争へ プロレタリア世界革命で決着を
島崎光晴

(3)被曝77周年―広島・長崎闘争へ
核戦争絶対阻止へ総決起を
23年広島サミット開催を許すな!
成美伸之

(4)廃線化―国家改造と全面対決する動労千葉
国家・資本の延命攻撃に職場生産点から闘い11月へ!
小原一登

(5)ウクライナ戦争は世界戦争の始まり
反帝・反スタ世界革命が唯一の解決
松永 洋

(6) 水平社の闘いと戦争
全国水平社創立100周年にあたって
柏木俊秋

(7)反帝・反スターリン主義とは何か
8回大会決定を全力で実践し、プロレタリア世界革命勝利へ
秋月丈志

(8)2022年『前進』春季アピール
第3次世界大戦・核戦争の危機を反帝反スタ世界革命に転化しよう
米日帝の中国侵略戦争阻止! 日本労働者階級の一大決起を!