210号ー新自由主義の崩壊を革命へ
【内容紹介】
▼10・31総選挙をへて、日本階級闘争は新たな局面を迎えています。新自由主義と大軍拡・改憲・戦争をあくまで強行しようとする岸田政権への労働者階級人民の根源的な怒りは、屈服を深める野党や連合幹部の制動をのりこえ、いよいよ議会・選挙の枠を超えて爆発しようとしています。
▼この背景には、日本における貧困問題の深刻化があります。日本では、コロナ前に非正規職が4割まで増え、そのほとんどの年収は200万円に満たない状況です。そこにコロナパンデミックとコロナ大恐慌が襲いかかり、本当に生きていけない人びとが膨大に増えています。経済協力開発機構(OECD)によると、加盟35か国の平均賃金は00~20年に約16%上がったが、日本は平均以下の水準で横ばいが続き、順位が00年の17位から22位に落ちました。アメリカの約半分で、独・英・仏のはるか下です。
▼貧困と戦争は一つの問題であり、没落する帝国主義こそ絶望的に戦争にのめり込んでいきます。この脈絡の中に米日帝国主義による中国侵略戦争動向もあります。本号の台湾・アフガン・反軍の3論文をぜひ参照してください。10・20ゼネストを敢行した韓国・民主労総のような闘いが、今この日本でも求められています。
【共産主義者210号 もくじ】
(1)9・12革共同政治集会 基調報告
新自由主義の崩壊を革命へ
党の決定的存在意義と任務
革命的共産主義者同盟 書記長 秋月丈志
(2)〈コロナ×大恐慌〉の激化と深化
新自由主義の破産・崩壊で凶暴化する没落米帝と日帝
島崎光晴
(3)JR大再編攻撃と対決し11月集会に大結集を
民営化と外注化の総崩壊に大反撃しよう
鷹村大介
(4)闘う合同労組を全国につくり出そう
職場-業種・職種-地域を貫き、労働組合建設を
堀川啓耶
(5)米帝アフガン侵略戦争の破産
「米史上、最も長い戦争」での歴史的大敗北
川武信夫
(6)台湾海峡危機とは何か
国際連帯の力で中国侵略戦争を阻止しよう
河原善之
(7) 自衛隊兵士を革命の側に獲得しよう
世界的に進む大軍拡と中国侵略戦争の切迫
革共同反軍闘争組織委員会
(8)2021年『前進』夏季アピール
破滅する新自由主義打倒へ日本労働者階級の総反撃を
米日帝の中国侵略戦争を絶対に許すな