209号ー東京五輪粉砕! 中国侵略戦争阻止
【内容紹介】
▼日本と世界でコロナウイルス感染が猛威をふるうなかで東京五輪開催が強行されています。これは、国威発揚と金儲けのために人の命を犠牲にするもので決して許されるものではありません。しかし、これにたいしては7月23日、開会式そのものを直撃する国立競技場前での抗議闘争が大爆発しました。この闘いは菅首相や小池都知事らの度肝を抜くものでした。このように東京五輪開催強行は、日本帝国主義の狙いを挫折させ、逆にその体制的危機を加速させていきます。
▼4・16の日米首脳会談と日米共同声明で情勢が急速に変わりつつあります。21年版の『防衛白書』では、中国脅威論をあおりたて、「台湾有事」が急速に重大テーマとして取りあげられています。これらを背景にして米日によって中国侵略戦争に向けた体制づくりが急速に進められています。これは日本における安倍政権以来の強烈な改憲動向と一体です(→本号の村雨論文)。
▼今こそ労働組合をよみがえらせよう。コロナ下で労組建設がいたるところで芽吹いています。世界中で医療労働者を先頭に決起が開始されています。今号の自治体論文、アメリカ論文に目を通してみてください。
▼今号は同時に、気候変動問題を含む地球規模の環境破壊の問題を取りあげました。ここでも労働者階級人民は、延命を続けた資本主義によって人類史的事態に直面しています。この現実をマルクス主義の立場から解明し、21世紀革命に向けた時代認識をいっそう豊富にしていこうという意欲的試みです。みなさんが『共産主義者』209号を手に取って、中核派の思想・理論・政治的主張に触れ、検討していただきたいと思います。
【共産主義者209号 もくじ】
(1)米日の戦争突入を許すな
米軍と自衛隊が企む戦争の実態を暴く
村雨省吾
(2)自治労本部の裏切りのりこえ、階級的労働運動の再生へ
改憲―民営化・現業解体と対決し総決起を!
革共同自治体労働者委員会
(3)ヒロシマ・ナガサキ、福島を繰り返すな!
「黒い雨」・汚染水放出・原発推進犯罪を暴くbr>河東耕二
(4) ミャンマー人民と連帯を!
日帝の支配に抗した闘いの歴史
武長 剛
(5)コロナ下の米医療労働者が組織化で前進
BLM運動引き継ぎ、新労組結成に勝利
松永 洋
(6)ガザ虐殺を許すな!
「第二のアラブの春」にたいする底知れぬ恐怖
丹沢 望
(7)新自由主義による地球環境破壊
決起する人々と連帯し、帝国主義を打倒しよう!
是永真琴
(8)2021年『前進』春季アピール
階級的労働運動路線推進し、新自由主義の破綻を革命へ
改憲・戦争阻止! 7月国鉄全国集会の成功を