199号─青年・学生は改憲阻止決戦の先頭に!

199.jpg前進社出版部は2月10日付で、『共産主義者』199号を発売します。amazonでも予約受付を開始しました。https://www.amazon.co.jp/dp/4881392840/

 国鉄決戦を先頭に、2019年決戦がうなりをあげて開始されています。2019年前半決戦は、2・10国鉄集会、改憲・戦争阻止の闘い、3・11フクシマ闘争ー3月JRダイ改阻止、4月杉並区議選、天皇制攻撃との対決など目白押しです。全力で闘い、大爆発をかちとっていこう! 今号は、この闘いの方向性を明確にさし示すものです。
 まず巻頭を飾るのは、深田力さんによる新春活動者会議・基調提起「青年・学生は改憲阻止決戦の先頭に」です。4月杉並区議選のただ中で、革共同を青年・学生の党へと生まれ変わらせる決意を鮮明にした論文です。『前進』新年号をふまえ、2018年の闘いが切り開いた地平を明らかにし、2019年決戦の基本構造を提起。ロシア革命におけるレー ニンの闘いを、中核派(革共同)にとって現在問われている課題として丁寧に確認しています。現在進行形で決起しつつある青年・学生の苦闘に食らいつくこと、宣伝・扇動の大飛躍を実現することを核心点にすえ、包括的な内容をもった重要な論文になっています。

革共同教育労働者委員会による「勤評闘争とアメリカの闘いに学び 教育職場から反撃を」は、改憲・戦争阻止の闘いにおける教育労働者の決起を全力で訴える論文です。1月ロサンゼルスで闘われた3万人の教育ゼネストは、世界の階級闘争のなかで教育労働者が前面に立つことの意義を鮮明に示しました。この教育ゼネストの原点となった2012年のシカゴ教育労働者の闘いを紹介して、教育労働者の決起の普遍的論理を浮かび上がらせました。またその脈絡で、あらためて勤評闘争の歴史と教訓をとらえかえし、その闘いを現代的復権しようと訴える意欲的な論文です。
 原発事故から8年目を迎える3・11反原発福島行動企画として、2本の論文を掲載。一つは、革共同福島県委員会による「甲状腺学校検診打ち切りをめぐる攻防」。甲状腺検査縮小を狙う県・国との攻防の現段階を紹介。増加する甲状腺がんと福島県民の怒りと闘いにたいする対処をめぐり御用学者の間に分裂が生みだされ、国際帝国主義を含めて支配階級はグラグラになっている。甲状腺検査をめぐる動向を詳細に明らかにし、学校検診打ち切りを福島県民の根底的怒りが押し返していることがわかる論文です。
20190129b.jpg もう一つは、島崎光晴さんの「反原発の路線を深め 東海第二再稼働とめよう」。安倍の狙いは、改憲と原発政策・核政策であり、そのための福島圧殺であり、これと闘う反原発闘争の基本構造を明らかにしています。チェルノブイリ事故当時に問われていた課題を今日的に復権し、原発輸出頓挫で危機に立つ安倍政権を打倒し、東海第二原発の再稼働を阻止するものとして3・11闘争を闘おうと提起しています。
199b.jpg 巻末には、党学校講義録「レーニン『帝国主義論』を武器に革命勝利切り開こう」を掲載。講師の諸岡鉄司さんが大幅に加筆。勃発した第1次世界大戦と対決するための必須の時代認識であった『帝国主義論』の意義を全面的かつ丁寧に解説。さらに、その『帝国主義論』は100年をへた今でも現代的に適用できることを明確にしました。『帝国主義論』を解体する日本共産党批判としても展開されているじつに全51ページの力作です。
 小野正春同志追悼の「豪放で明るく、恐れを知らぬ突撃力の革命家」を掲載。巻末で革共同政治局の2019年1・1アピール「改憲阻止の大決戦突入」(『前進』3001号掲載)とそれと一体の時代認識として「米帝の対中貿易戦争激化は侵略戦争・世界戦争への道だ」(同 筆者の城戸通隆さんが今回さらに加筆)という二つの重要論文も収録しています。