195号─9条改憲阻止!戦後最大の階級決戦へ

20180203i.jpg前進社出版部は、2月15日に季刊『共産主義者』195号を発行します。amazonでも予約受付を開始しました。
 今号は、2018年決戦、とくに2~3月決戦への革共同の闘いのアピールとなっています。
 巻頭は、木崎冴子(さえこ)さんによる新春活動者会議での基調報告です。ロシア革命に勝利したレーニンの闘いの地平を引き継ぎ、現在の日本階級闘争のなかで問われている課題を鋭い視点で提起しています。レーニンが『共産主義における左翼空論主義』で力説した〈原則性と柔軟性〉が、戦後最大の階級決戦―改憲決戦で問われていると木崎さんは訴えます。さらに、安倍政権の戦争・改憲攻撃、そのための天皇制・オリンピック攻撃にたいして核心的批判を縦横に展開。2018年決戦を闘う革共同の指針 を提起する内容となっています。

◆「3・11」7周年闘争への決起を訴える3論文
 2~3月決戦の大焦点が、原発事故から7年目を迎える3・11闘争(郡山市)です。今号では、「3・11」への決起を訴える3つの論文を掲載しています。
 一つは、革共同茨城県委員会による「被曝労働拒否! 常磐線全線開通阻止」。この論文は、動労水戸の被曝(ひばく)労働拒否の闘いの歴史と現段階を提起。この闘いが、医療労働者や広島・長崎の闘いと結びついて発展してきたこと、さらに反核・反原発で闘う世界の仲間たちとの国際連帯をつくり出して発展してきたことを明確にしています。常磐線全線開通阻止へ向けた闘いの爆発が今こそ求められています。
 二つは、革共同福島県委員会による「動労水戸・動労福島先頭に3・11闘争の成功へ」です。動労水戸の闘いが福島で闘う労働者の心をとらえ、動労福島の結成へと発展してきた闘いの地平が凝縮(ぎょうしゅく)している論文です。今年の3・11をめぐっては、労働組合が被曝と帰還の強制に加担するのか否(いな)かが根底的に問われてい ます。7年目を迎える3・11闘争への決起を訴えるすばらしい檄(げき)です。
 三つは、小松由和さんの「公務職場で被曝強制反対 再稼働阻止闘争に爆発を」は自治体労働者への渾身(こんしん)の訴えです。被曝労働強制反対の闘いは、高線量地区への帰還を強いられる自治体労働者や教育労働者の階級的覚醒(かくせい)を呼び起こしつつあります。自治体労働者・公務員労働者の決起が、3・11闘争の中心軸にすわるべきであることがよくわかる鮮明な内容です。


 ◆十月革命にいたるロシア労働者・兵士・農民の激闘を描く
 本号の締めくくりは、藤沢明彦さんの「プロレタリア革命に勝利したロシア十月革命」です。ロシア革命100周年特別企画の第5弾(最終回)です。1917 年4月テーゼの提起から十月革命へと突き進む、レーニン・ボルシェビキ―ロシア労働者階級人民の激闘を全63ページで描きます。
 4月テーゼは、ボルシェビキを大転換させます。レーニンはこのなかで、ソビエトで多数派になることを最大の任務にすえます。それは徹底した〈宣伝と説得〉による工場委員会・労働組合の拠点化と階級形成でした。これと一体で、夏期攻勢をはじめとする臨時政府の戦争継続への怒りが爆発します。動と反動、迫り来る戦争の危機のなかで、闘いの経験と蓄積、激烈な党派闘争をつうじて、プロレタリア革命へと労働者・兵士が組織されていきます。ロシア十月革命が、少数者の軍事クーデターなどではなく、プチーロフ工場やビボルグ地区などの膨大な革命的労働者と一体 となって大衆的にかちとられたこと、その生きいきとした情景が甦ってきます。今こそ、世界戦争が迫るこの時代に、レーニンの格闘から学ぶ時です。今号で完結する5回のロシア革命シリーズを読破し徹底的に学ぼう。
 『前進』新年号に掲載された革共同政治局の2018年1・1アピール(「世界戦争を世界革命へ」)を収録。水樹豊さんの「改憲は『戦争する国』への大転換」は加筆して収録しています。

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