193号ー大坂正明同志は無実だ!
前進社出版部は6月20日、共産主義者193号を発売します。定価1000円+税。amazonでも予約注文を開始しました。
◆「大坂正明同志は無実だ」――革共同の渾身の訴え
革共同解体攻撃―共謀罪の先取り的弾圧としての5・18広島弾圧を絶対に粉砕する――今号の冒頭は、木崎冴子同志による全党・全労働者階級への力強い檄となっています。国家権力・警察はマスコミを使い大々的な「過激派キャンペーン」をおこなっています。しかしこれは逆に、巨万の労働者階級人民がともに闘った70年安保・沖縄決戦の勝利性と正義性をくっきりと浮かび上がらせています。巻頭論文全体が5・18弾圧粉砕の闘いと一体で、都議選決戦勝利に向けた総決起集会の圧倒的な基調提起となっています。
◆党と労働組合の一体的建設を!―全国代表者会議の4つの報告
今号は今春におこなわれた全国代表者会議の報告集となっています。
第1報告は、「革命に向けて前進する国鉄決戦の課題」。"国鉄分割・民営化との攻防が日本の労働運動・労働組合運動の歴史のうえでひとつの「革命」を果たした"――革命的共産主義運動の展開と一体で形成された動労千葉の階級的労働運動の歴史的意義が縦横に展開されています。そしてこの立場から、現在吹き荒れている第2の分割・民営化の攻撃にたいする反撃の闘い、勝利の展望を赤々と照らしだしています。
第2報告は、1~3月決戦を闘いぬいた地平から、首都における党建設の課題を鋭く提起。現在的にどしどし進められている東京都委員会の変革の道筋を指し示した指導的論文です。同時に、マルクス主義の原点的立場から党のあり方、共産主義者のあり方、人間のあり方を検証し、「愛と誠実のみを武器に人間としてのすべてを奪還する時代の到来」を明らかにし、だからこそ獄中42年の星野文昭同志の即時奪還の力勝負に出ることを訴えています。
第3報告は、地域を丸ごと獲得する地区党の豊かな闘いの実践と教訓を八尾北医療センターにおける八尾北労組の闘いを軸に提起。試行錯誤をともないながらも懸命で真正面からの取り組みをとおして、新自由主義と対決し、党派闘争をやりぬき、働く者の共同性を奪還して勝利する道筋が明らかにされています。
第4報告は、朝鮮侵略戦争に踏みきった米日帝国主義と対決し「始まる前に戦争を阻止」すること、そして共謀罪粉砕と都議選決戦勝利で新しい労働者の政党として登場すること――この闘いへの一大決起を訴えています。また安倍の「働き方改革」をマルクス『資本論』の地平からとらえ返して決定的に批判しています。
◆ロシア革命:1905年から1917年革命までの12年間の苦闘と教訓を描く
藤沢明彦さんの「17年革命を準備した12年間」は、ロシア革命100年周年特別企画・第3弾です。本誌191号に掲載された「1905年革命のロシア・プロレタリアート」の続編となっています。1905年革命以降のストルイピン反動と呼ばれる逆風のなか、ボルシェビキをはじめとする革命党や労働組合は大弾圧を受け非合法化され、運動はすさまじい苦闘を強いられます。しかしこのなかでこそ、ロシアの革命党と労働者階級は鍛えられ、きたるべき革命に向けての準備をやりとげ、「帝国主義戦争を内乱に転化」できる組織と運動へと本格的に成長していくのです。私たちにとって、この苦闘の歴史から学ぶことは豊富にあります。4月にマルクス主義学生同盟・中核派が発行した『ロシア革命100年~青年・学生の力で21世紀革命を!~ 』とあわせて読んでいだだければと思います。
◆2017年『前進』春季特別号に掲載されたアピール(「都議選決戦で北島勝利へ」)と反軍闘争組織委員会論文(「戦争を革命に転化する反軍闘争」)も収録しています。