189号ー2016年全国代表者会議 報告集
本号は、このかん闘いとられた2016年全国代表者会議の報告・特集号としてまもなく刊行されます。
全国代表者会議は、2016年前半戦でかちとられたた実践的教訓・実践的地平が凝縮されて1冊にまとめあげられています。
巻頭の3つの報告と国際部報告、そして9本の各産別委員会報告は、革共同の第7回大会以来の白熱的死闘のなかで闘いとられたゼネスト・革命へ向けた思想と路線の最高の結晶です。そして、同時に本号は7月参議院選挙決戦勝利へ向けた渾身の呼びかけとなっています。
■大前進する階級的労働運動路線の到達地平
まず冒頭の「労働の奪還論を武器に、プロレタリア革命へ進撃を」と題する第1報告は、このかん提起されている「労働の奪還論」を革命・ゼネスト論としてさらに前進させて、一つの到達点をまとめあげています。労働の奪還論が資本からすべてを奪い返し、階級的共同性・人間的共同性をつくりだす根底的な革命論として、マルクス主義を豊かに発展させています。
第2報告は「戦後労働法制の歴史的転換攻撃との対決」だ。安倍政権の狙う、もう一つの「改憲攻撃」としての労働法制大改悪を構造を全面的に提起。階級情勢の激化と歴史的転換に際して、党と階級がいかに立ち向かうかを路線的に訴えています。
第3報告は、「7月選挙決戦に勝利し、新しい労働者の政党をつくろう」と題する提起です。"新しい労働者の政党とは何か"を「労働の奪還論」や『共産党宣言』の地平からわかりやすく、鮮明に提起しています。日々の選挙決戦を闘いぬくための必読の内容となっています。
「国際連帯を強化し、世界単一の革命党建設へ前進しよう」と題する革共同国際部報告はこのかん、全世界の闘いと日本階級闘争の爆発的な前進と韓国・民主労総との国際連帯の深まりをふまえ、「新たなインターナショナル」の創造への視点と展望を提起しています。
産別委員会報告として、9本の路線論文を掲載。国鉄委員会、自治体労働者委員会、教育労働者委員会、全逓委員会、合同・一般労組委員会、医療福祉労働者委員会、金属労働者委員会、電通労働者委員会、基地労働者委員会の個性・特色に満ちた豊かな報告です。それぞれが、階級的労働運動を全国の職場・産別で闘い、会議などで路線論議を深化・発展させた集大成とも言えます。それぞれが、「労働の奪還」を産別的にとらえ、ゼネスト・革命の拠点を建設するという実戦と信念があふれる内容になっています。ぜひ読破して欲しいと思います。
巻末には、『前進』春季特別号アピールも掲載しました。あわせて活用していただければ幸いです。
今回は192㌻で1200円(本体)です。